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こんにちは、「備えあれば憂いなし」がモットーのイツキ(@saigalog)です。
私たちが住んでいるこの日本は特に災害が多い国。
2011年の東日本大震災や、2019年の令和元年東日本台風といった災害は多くの人の記憶に新しいのではないでしょうか。
食料や水といった備蓄を用意するのはもちろんですが、今の生活に欠かせないのはなんと言っても電気。
特に現代はスマホ中心の生活になってきているため、これが使えなくなると本当に困るという方も多いはず。
もちろん私もその中の1人です。
スマホ以外の家電にも生活に必要なものは数多くありますので、停電などで突然バツンと使えなくなると身動きが取れなくなってしまいます。
そんな事態を予め想定し、災害にあってもいきなり全ての電気が使えなくなるという状況を回避したい。
と考えていたところで、今回うってつけの製品をレビューできる機会をいただきました。
それがサンワサプライ社の「ポータブル電源 700-BTL046」。
容量は驚異の62400mAh、USBポートは4つあり、シガー出力、さらにはACコンセント出力にも対応しています。
災害時のみならず、アウトドアでも活躍できるポータブル電源。
今の時代にピッタリなこの製品を本記事ではくまなくレビューしていきます!
※この記事はメーカー様より製品をご提供いただき、作成しております。
「サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046」の外箱は白、余計な装飾などは一切ありません。
正面には製品の仕様が記載されています。
同梱物として以下のものが入っています。
- モバイルバッテリー本体
- 専用ACアダプタ
- 取扱説明書(保証書付)
付属の専用ACアダプタの長さは約1.5 mです。
ACアダプタには仕様が記載されています。
モデル:UV336-1820
定格電圧:AC100V
定格周波数:50/60Hz
定格出力電圧:DC18V
定格出力電流:2A
PSEマークも刻印されているので安心して使えますね。
電気用品安全法は、電気製品が原因の火災や感電などから消費者を守るために施行された法律で、日本国内で100Vコンセントに接続して使用されるほとんど全ての民生用電気製品が対象となる安全規格です。
この法律により、メーカーや輸入業者は、消費者が区別できるよう適合製品にPSEマークをつけて販売することを義務付けられています。
サンワサプライ社の「サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046」は、大容量231Whで4種類の出力に対応し、アウトドアや防災に使えるポータブル電源です。
バッテリー容量は驚異の231Wh(3.7V換算で62400mAh)で、通常のモバイルバッテリーをはるかに上回る大容量。
iPhone 11 Proなら約14回フル充電できます!
「モバイルバッテリーの容量 × 変換ロス(0.7) ÷ iPhone 11 Proの容量」で計算しています。
62400mAh × 0.7 ÷ 3046mAh = 約14回
BMSとMCUを二重で搭載することで、過充電やショートなどから製品を保護し安全に使用できます。
BMS:バッテリーマネジメントシステム
MCU:バッテリーコントロールシステム
YouTubeの公式チャンネルに紹介動画もアップされているので、こちらもぜひチェックしてみてください!
本体のスペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示製品名 | サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 |
本体サイズ | 138 × 223 × 116 (mm) |
重量 | 3.2 kg |
バッテリー | リチウムイオン電池 |
容量 | 11.1V/20800mAh(231Wh)※3.7換算で62400mAh |
DC入力 | DC18V/2A(最大) |
USB Type-C入力 | DC5V/3A,DC9V/3A,DC12V/3A,DC15V/3A,DC20V/3A(最大60W) |
AC出力 | AC100V 60Hz 100W(最大)※必ず単独で使用する |
シガー出力 | DC12V/10A(最大) |
USB Type-C出力 | DC5V/3A,DC9V/3A,DC12V/3A,DC15V/3A,DC20V/3A(最大60W) |
USB A出力 | DC5V/6A(3ポート合計最大) |
出力端子 | AC出力×1、シガー出力×1、USB Type-Cポート×1、USB Aポート×3 |
入力端子 | DCジャック、USB Type-Cポート |
出力波形 | 正弦波 |
蓄電時間 | 約8時間(専用ACアダプタ)、約5時間(PD60W以上) |
外観
外装は黒一色でマットな仕上がり、金属製で触れるとひんやりしています。
本体上部にはハンドルが取り付けられているので、持ち運ぶ時に便利です。
底面はこんな感じ。
四隅にゴム製の脚が貼られており、滑りにくくなっています。
側面には冷却のための通気孔があります。
側面後方には製品の仕様が記載されています。
容量:11.1V/20800mAh(231Wh)
入力(DCジャック):DC18V 2A
入力(USB C):DC5V 3A, DC9V 3A, DC12V 3A, DC15V 3A, DC20V 3A(最大60W)
入力時の接続は片側のみ使用してください。
出力(AC):AC100V 60Hz 100W(最大)
出力(シガー):DC12V 10A(最大)
出力(USB C):DC5V 3A, DC9V 3A, DC12V 3A, DC15V 3A, DC20V 3A(最大60W)
出力(USB A):DC5V 6A(3ポート合計最大)
※AC出力使用時は必ず単独で使用しシガー出力、USB出力は使用しないでください。
※シガー出力使用時はAC出力、USB Cポート出力は同時に使用しないでください。
※USB Cポート出力仕様時はAC出力、シガー出力は同時に使用しないでください。
背面にはDC入力端子と冷却ファンがあります。
本体内部の温度が上昇するとファンが自動で動作し、本体内部を冷却することでオーバーヒートを防ぎます。
正面には以下のポートがあります。
- シガー出力ポート × 1
- USB Type-Cポート × 1
- USB Type-Aポート × 3
- AC出力ポート × 1
シガー出力ポートとAC出力ポートには、ホコリから守る保護カバーが付いています!
各ポートの上には出力スイッチがあります。
各ポートから電力を出力するときは、接続した後に出力スイッチを押しましょう!
左側にあるシガー出力ポートのフタを開けたところ。
中央にはUSB Type-CとType-Aのポートが縦に並びます。
右側にあるAC出力ポートのフタを開けたところ。
おなじみのコンセントですね。
正面上部には表示パネルがついています。
各アイコンの意味は以下になります。
細かく表示され、状態がわかりやすいのですごく便利です!
サイズ・重量
「サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046」のサイズは138 × 223 mmです。
高さは116 mm。
ACアダプタのサイズは53 × 73mmです。
厚さは35 mm。
スマホ(iPhone 11 Pro)と比較するとこんな感じのサイズ感。
他社製品ですが、他のモバイルバッテリーとも比較してみました。
一般的なモバイルバッテリーと比べるともちろん大きいですが、思ったよりとんでもないサイズではない、という印象です。
モバイルバッテリー本体の重さは3.2 kg。
体重計で量りました笑。
ACアダプタの重さは161 gでした。
機能
「サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046」は4つの出力方法に対応しています。
シガーソケット出力を使えば、車のエンジンをかけずに機器を使うことができます。
そして本製品の特徴はなんと言ってもACコンセント出力。
消費電力100W以下の機器を使用することができます。
いろいろな機器をACコンセントに繋げて試してみました。
まずはノートPC。
「電源に接続」と表示されているのがわかります。
電気スタンドもこのとおりバッチリです。
ラジオを搭載した置き時計も普通に動作します。
どでかい空気清浄機だってもちろん使えます。
ただし、消費電力100W以下でも使用できない機器もありますのでご注意ください。
- 医療機器またはそれに類する機器
- 社会的、公共的に重要なシステム、またこれらに準じる機器
- 正確な電圧、周波数を必要とする機器(タイマー、計測器など)
- PFC回路搭載機器
- 電子コントロールを利用している機器(電子コントロール毛布など)
- 起動電力の大きな機器、負荷変動の大きい機器
- インバーター方式、ラピッドスタート方式の蛍光灯
- 冷蔵庫、電動工具などのモーターを使用したものや一部テレビなど
- その他、仕様や構造によって利用できない機器
そしてACコンセント出力は「正弦波」に対応しています。
「正弦波」なら接続した機器が故障するリスクが低く、安心して使えます!
ACコンセント出力を上手く利用すれば、手持ちのUSB充電器を使うことでさらに多くのスマホやタブレットを充電することもできます、
本製品のUSBポートは4つなので、それ以上の台数を同時に充電したいときに便利ですね♪
USB Type-Cポートは「Power Delivery」に対応しています。
Power Delivery(以下PD)とはUSBケーブルを利用して最大100Wまでの受給電を可能にするUSB電力拡張規格です。
従来、USB 2.0は2.5W、USB 3.0では4.5Wまでの電力供給が可能でした。
PDでは従来対応できなかったタブレットやノートPCなどへの受給電が可能となり、対応機器が大幅に拡大します。
さらに、モバイル機器への急速充電(充電時間の短縮)も可能となります。
Power Delivdery対応アダプタを使えば、もちろんこの「サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046」本体を急速充電することもできます。
こちらは専用ACアダプタで充電している様子。
充電中はこのように表示パネルの電池残量表示が点灯するので、今どのくらい充電できているのかがわかりやすい。
- 1灯点滅:10%以下
- 1灯点灯:20%以下
- 2灯点灯:20%以上
- 3灯点灯:40%以上
- 4灯点灯:60%以上
- 5灯点灯:80%以上
手元にあったPD45Wの充電器を使ってみたところ、約42W出力されていることを確認できました。
PD60Wなら、なんと5時間でフル充電できます!
3つのType-Aポートは、複数台の機器を同時に充電することができます。
USB Type-Aポート使用中にAC出力ポートは使用できません!
Type-Aポート、Type-Cポートでスマホ(iPhone 11 Pro)を充電し、電流値と充電までにかかった時間を計測してみました。
- Type-C:8.8V、2.5A、22W、1時間で70%充電
- Type-A:5.2V、1.25A、6.5W、1時間で50%充電
一般的にスマホの急速充電に必要な電流値は1.0A以上ですので、急速充電ができていることがわかります。
ちなみに各端末の急速充電に必要な電流値の目安は以下になりますので、ご参考まで!
- フィーチャーフォン:0.5A
- スマートフォン:1.0A
- タブレット:1.5A
本記事では「【サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 レビュー】災害時やアウトドアで大活躍!4つの出力方法に対応した62400mAh大容量モバイルバッテリー」について書きました。
ジャンルとしては「モバイルバッテリー」となりますが、カバンに入れて持ち運ぶ一般的なモバイルバッテリーとは用途が異なります。
大容量で、かつ4つの出力方法に対応しているので非常に使い勝手が良い。
日常的に使うことはあまりない製品ですが、一家に一台あれば安心ですし、車に積んでアウトドアに持ち運ぶこともできます。
AC出力は正弦波対応なので、接続した機器を痛める心配もありません。
災害時への備え、また外で使えるコンパクトなポータブル電源が欲しいという方にはうってつけのこの製品。
ぜひこの機会に「サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046」をチェックしてみてはいかがでしょうか。