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こんにちは、最近モバイルバッテリーに求める条件が増えてきたイツキ(@saigalog)です。
一昔前はそれこそUSB Type-Aポートのみのものが主流でしたし、容量もそれほど多くはありませんでした。
最近では大容量、コンセント付き、Qi認証ワイヤレス充電、USB Type-Cポート(PD)完備、窒化ガリウム採用のようにモバイルバッテリーもどんどん進化を重ねています。
そんな中、モバイルバッテリー界の老舗「cheero」から新しい製品が発売されました。
その名も「cheero Power Mountain mini 30000mAh」。
製品名に「Mountain = 山」とあるように、デザインがおにぎり型で特徴的。
さらにはLEDライトという、他のモバイルバッテリーにはあまり見られない機能も搭載されています。
家の中、屋外問わずいろいろな場所で活躍できる製品ですが、もちろん安全面も充分に配慮されています。
過充電時、過放電時、発熱時、ショート時に自動停止する機能が完備。
そしてなんと言っても嬉しいのが「30000mAh」という超大容量。
例えば最新スマホ「iPhone 11 Pro」のバッテリー容量は3046mAhなので、なんと6.8回もフル充電できてしまいます。
USBの各ポート3つ+Qi認証ワイヤレス充電で合計4台同時に充電できてしまうモバイルバッテリー「cheero Power Mountain mini 30000mAh」。
今回はそんな多機能でパワフルなモバイルバッテリーをレビューしていきます!
記事の後半では1つ前の機種「cheero Power Mountain 50000mAh」との比較もしているので、迷っている方は参考にしてみてください!
※この記事はメーカー様より製品をご提供いただき、作成しております。
「cheero Power Mountain mini 30000mAh」の外箱は白く、シンプルなデザインです。
裏面には「cheero Power Mountain mini 30000mAh」の仕様が記載されています。
同梱物として以下のものが入っています。
- モバイルバッテリー本体
- デバイススタンド
- 防滴カバー
- 本体充電用USB-C USB-Cケーブル
- 取扱説明書/保証書(1年保証)
付属のUSB Type-C to Cケーブルはしっかりとした作りで、長さは約1 m。
本体の底面にデバイススタンドを敷くことで、Qi認証ワイヤレス充電を使うときにスマホを乗せることができます。
防滴カバーはゴム製で、各ポートをほこりや水から守ってくれます。
持ち運ぶときや、キッチンなど水回りで使うときに活用しましょう!
もちろん簡単に取り外すこともできます。
ティ・アール・エイ社の「cheero Power Mountain mini 30000mAh」は、最大4台同時充電可能な容量30000mAhのモバイルバッテリーです。
PD対応USBアダプタ(60W)を使用した場合、バッテリー本体は約2時間半でフルチャージ、超急速充電を実現しています。
例えばMacbook Pro 13インチなら1時間で72%まで充電できます!
バッテリー容量も通常のモバイルバッテリーを遥かに上回る30000mAhという大容量。
iPhone 11 Proなら約6.8回フル充電できます!
「モバイルバッテリーの容量 × 変換ロス(0.7) ÷ iPhone 11 Proの容量」で計算しています。
30000mAh × 0.7 ÷ 3046mAh = 約6.8回
本体のスペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示製品名 | cheero Power Mountain mini 30000mAh |
型番 | CHE-111 |
本体サイズ | 85 × 105 × 75 (mm) |
デバイススタンドサイズ | 95 × 97 (mm) |
本体重量 | 600 g |
デバイススタンド重量 | 20 g |
USB Type-C to Cケーブル重量 | 30 g |
入力 | USB Type-C (PD) : 5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 20V/3A (60W max) |
出力 |
USB Type-C (PD) : 5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A (60W max) PD3.0 USB Type-A : DC 5V/4.8A (2 ports total) Wireless : 5V/1A (5W max) 最大出力合計 : 60W |
内臓電量 | 30000mAh/3.63V(108.9Wh)(リチウムイオンバッテリー) |
使用推奨回数 | 500サイクルまで |
外観
外装は黒一色でマットな仕上がり、名前のとおり山を思わせるおにぎり型でシンプルなデザインです。
片面は何もなくまっさら。
もう片面には、Qi認証ワイヤレス充電のロゴと円が描かれています。
背面には「cheero Power Mountain mini 30000mAh」の仕様が書かれています。
cheero
Power Mountain 30000mAh
Model No.:CHE-111
Capacity:30000mAh/3.63V(108.9Wh)
USB-C PD:DC 5V/3A – 20V/3A(60W max)
USB-C PD:DC 5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 20V/3A(60W max)
USB-A:DC 5V/4.8A(total)
Wireless:5V/1A(5W)
Made in China
ティ・アール・エイ株式会社
PSEマークも刻印されているので安心して使えますね。
電気用品安全法は、電気製品が原因の火災や感電などから消費者を守るために施行された法律で、日本国内で100Vコンセントに接続して使用されるほとんど全ての民生用電気製品が対象となる安全規格です。
この法律により、メーカーや輸入業者は、消費者が区別できるよう適合製品にPSEマークをつけて販売することを義務付けられています。
※丸形PSEマークは菱形に比べると検査基準が緩くなりがちで、自社での検査となるため信頼できるメーカーかどうかの見極めも重要です。
正面にはUSB Type-Cポートが1つ、USB Type-Aポートが2つあります。
バッテリー残容量を確認したいときは、上部にある三角形の電源ボタンを押しましょう。
中央にあるインジケーターが残容量を示します。
1%きざみで表示されるので、バッテリー残容量を正確に把握できますね。
サイズ・重量
「cheero Power Mountain mini 30000mAh」のサイズは85 × 105 mmです。
高さは75 mm。
デバイススタンドのサイズは95 × 97 mmでした。
スマホ(iPhone 11 Pro)と比較するとこんな感じのサイズ感。
モバイルバッテリー本体の重さは600 g。
デバイススタンドを取り付けると620 g(デバイススタンドが20 g)。
手に持つとズッシリと重い印象を受けます。
同じくcheeroの大容量モバイルバッテリー「CHE-097」と比べても、2.5倍近い重さです。
cheero DANBOARD 13400mAh PD18Wレビューはこちら 【cheero DANBOARD 13400mAh PD18W レビュー】ダンボーが可愛いPower Delivery対応最新大容量モバイルバッテリー【CHE-097】持ち運ぶこともあると思うので、ケーブルの重さも量ってみました。
USB Type-C to Cケーブルの重さは30 g。
機能
「cheero Power Mountain mini 30000mAh」はUSB Type-Cが1ポート、Type-Aが2ポートあり、さらにQi認証ワイヤレス充電もあわせると4台同時に充電することができます。
- 出力1(Type-C):Power Delivery 60W 搭載
- 出力2(Type-A):Auto-IC 搭載
Type-Cポートには「Power Delivery」が搭載されています。
Power Delivery高速充電の場合、iPhone Xなら45分間で75%充電、iPad Pro(2018)なら130分間でフル充電することができます。
Power Delivery(以下PD)とはUSBケーブルを利用して最大100Wまでの受給電を可能にするUSB電力拡張規格です。
従来、USB 2.0は2.5W、USB 3.0では4.5Wまでの電力供給が可能でした。
PDでは従来対応できなかったタブレットやノートPCなどへの受給電が可能となり、対応機器が大幅に拡大します。
さらに、モバイル機器への急速充電(充電時間の短縮)も可能となります。
Power Delivdery対応アダプタを使えば、もちろんこの「cheero Power Mountain mini 30000mAh」本体を急速充電することもできます。
充電中はこのようにインジケーターの数字が点灯するので、今どのくらい充電できているのかがわかりやすい。
手元にあったPD45Wの充電器を使ってみたところ、約43W出力されていることを確認できました。
PD60Wなら、なんと2時間半でフル充電できます!
2つのType-Aポートには「Auto IC 機能」が搭載されています。
接続されたデバイスを自動で認識し、機器ごとに最適な電流(最大2.4A)を流すので、どんな機器でも急速に充電することができます。
Type-Aポート、Type-Cポート、ワイヤレス充電でスマホ(iPhone 11 Pro)を充電し、電流値と充電までにかかった時間を計測してみました。
電流値(A) | 電力値(W) | 充電50% | 充電100% | |
Type-Aポート | 1.41A | 7.1W | 70分(1時間10分) | 140分(2時間20分) |
Type-Cポート | 2.40A | 21.6W | 60分(1時間) | 120分(2時間) |
Qi認証ワイヤレス充電 | 5.0A | 5W | 100分(1時間40分) | 200分(3時間20分) |
一般的にスマホの急速充電に必要な電流値は1.0A以上ですので、有線であれば急速充電ができていることがわかります。
ちなみに各端末の急速充電に必要な電流値の目安は以下になりますので、ご参考まで!
- フィーチャーフォン:0.5A
- スマートフォン:1.0A
- タブレット:1.5A
便利なワイヤレス充電は少し遅いので、時間を気にしないときや就寝時に使いましょう!
もう1つ特徴的な機能として「cheero Power Mountain mini 30000mAh」にはLEDライトがついています。
三角形の電源ボタンをすばやく2回押すことで点灯します。
写真では伝わりづらいかもしれませんが、真っ暗な部屋の中でも字が読めるくらい明るいです。
アウトドアや災害時でも使える優れもの♪
cheeroには「Power Mountain 50000mAh」というモバイルバッテリーがあります。
今回レビューしている「cheero Power Mountain mini 30000mAh」の前身となる機種です。
ここからはサイズや性能の違いについて比較していきます。
購入を考えている方は、検討するときに参考にしてみてください。
まずはサイズから。
「Power Mountain 50000mAh」は100 × 100 mm。
「Power Mountain mini 30000mAh」は85 × 105 mm。
続いて高さ。
「Power Mountain 50000mAh」の高さは90 mm。
「Power Mountain mini 30000mAh」の高さは75 mm。
最後は重さ。
「Power Mountain 50000mAh」の重さは860 g。
「Power Mountain mini 30000mAh」の重さは600 g。
機能面で大きく違うのは、Qi認証ワイヤレス充電ができるかどうか。
「Power Mountain mini 30000mAh」はQi認証ワイヤレス充電が可能です。
「Power Mountain 50000mAh」ではワイヤレス充電できません。
またUSB Type-CポートはPDに新旧両機種とも対応していますが、出力できる電力値が異なります。
「Power Mountain 50000mAh」は最大45W。
「Power Mountain mini 30000mAh」は最大60W。
バッテリー容量は製品名にもあるとおり、「Power Mountain 50000mAh」が上回っています。
2つの違いをわかりやすく表にまとめました。
よりコンパクト、より性能が良い方を赤字にしています。
基本的にはバッテリー容量以外の面で「Power Mountain mini 30000mAh」が優れているということになります。
Power Mountain 50000mAh | Power Mountain mini 30000mAh | |
サイズ | 100 × 100 (mm) | 85 × 105 (mm) |
高さ | 90 mm | 75 mm |
重さ | 860 g | 600 g |
Qi認証ワイヤレス充電 | できない | できる |
PD最大出力 | 45W | 60W |
バッテリー容量 | 50000mAh | 30000mAh |
バッテリー容量にこだわる場合は「Power Mountain 50000mAh」を、それ以外は「Power Mountain mini 30000mAh」を選べば良さそうです!
本記事では「【cheero Power Mountain mini 30000mAh レビュー】超大容量でQi認証ワイヤレス充電も使えてLEDライトも付いたおにぎり型モバイルバッテリー」について書きました。
30000mAhと大容量で、Qi認証ワイヤレス充電も使えてさらに4台同時充電ができる「cheero Power Mountain mini 30000mAh」。
様々なシーンで活躍すること間違いなしでしょう。
特に大人数でアウトドア(キャンプやピクニック)に出かけたときに、重宝するのではないかなと思います。
重さは600 gと一般的なモバイルバッテリーと比べるとだいぶ重いです。
バッテリー容量と重量は比例しますので、ここは仕方のないところ。
ですので、外に持ち運ぶときは遠出の際や長時間コンセントを確保できない場合に限定されると思います。
家の中ではスマホやタブレットで動画を見るときに使えば、電池をほとんど気にする必要がなく便利ですね。
マルチに使える便利なモバイルバッテリーを探している方は、おにぎり型でちょっと可愛い「cheero Power Mountain mini 30000mAh」を選んでみてはいかがでしょうか。