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こんにちは、これまで何台ものノートPCを乗り継いできたイツキ(@saigalog)です。
現在私のメインPCは2022年11月に買った「ASUS Vivobook Pro 16X OLED」ですが、日々の生活の中でサブ機が欲しいと考えていました。
以前使っていた「Matebook X Pro」があるにはあるものの、最近ではブルースクリーンが頻発したりと寿命間近なのが間違いない状況に。
サクッと買えてそこそこ使える、そんな都合のいいノートPCはないかと探していたところ今回レビューするCHUWIの「GemiBook XPro」に出会いました。
お値段なんと3万円台。
ただ格安PCは世の中にごまんと溢れており、その大半はいわゆる“ゴミ”と呼ばれて使い物にならないレベルなのもまた事実。
しかし本製品のレビュー評価は高く、またエントリーモデルCPUとして注目を集めている「intel N100」を搭載していることも魅力の1つです。
サイズ感もちょうどよく、デザイン面も多少のチープさはあるもののこの価格帯の中では頑張っている方だと感じています。
本記事ではそんな爆安ノートPCである「CHUWI GemiBook XPro」について、詳しいレビューや本当に使えるか否かを忖度なしでガチで紹介していきます!
御託はいいから結論を!という方はこの下のメリット・デメリットをご覧ください。
「CHUWI GemiBook XPro」の外箱は、ダンボール素材に「Create Your Smart Life」の文字がプリントされたシンプルなデザインです。
裏面のラベルには製品のスペックが記載されています。
同梱物として以下のものが入っています。
- ノートPC本体
- 電源アダプター
- 取扱説明書
電源アダプターのケーブルの長さは約180 cmで、側面には仕様が記載されています。
CHUWIの「GemiBook XPro」はCPUにintel N100を搭載し、14インチフルHD IPSモニターで3万円台で買える格安ノートPCです。
本体のスペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示製品名 | CHUWI GemiBook XPro |
本体サイズ | 220 × 323 × 20 (mm) |
重さ | 1447 g |
CPU | Intel N100、4T4C |
グラフィックス機能 | Intel UHD Graphics for 12th Gen Intel プロセッサ |
ディスプレイ | 14.1インチ、1920 × 1080、16:9 |
メインメモリ | 8GB LPDDR5 |
記憶装置 | 256GB SSD |
インターフェース | Type C 3.0 × 1、 USB-A 3.0 × 1、 TYPE-A HDMI × 1、3.5mm イヤホンジャック、 Power socker、M.2 スロット × 1、Lock スロット |
入力機能 | チクレットキーボード |
Webカメラ | 2MP Webカメラ内蔵 |
通信機能 | Wi-Fi 6 802.11ax、Bluetooth 5.2 |
電源 | 12V/2A |
バッテリー | 38Wh (7.6V/5000MA) |
外観
「CHUWI GemiBook XPro」の外観は、スペースグレイを基調としたシンプルなデザインです。
中央に「CHUWI」のロゴがプリントされています。
梨地処理がされており手触りは悪くありませんが、全体的に値段相応の少しチープな印象があります。
手前側側面はこんな感じで、中央にはカメラのスイッチがあります。
底面には通気口があり、手前側には「GemiBook XPro」のロゴがプリントされています。
底面の四隅には滑り止め用のゴム足が貼られています。
背面左側にも通気口が設けられています。
開いたときの見た目はこんな感じで、ごく一般的なノートPCと変わりません。
画面はこのように最大180°の角度まで開けるのが特徴です。
サイズ・重量
「CHUWI GemiBook XPro」のサイズは220 × 323 mmです。
厚さは20 mm。
スマホ(iPhone 13 Pro)と比較するとこんな感じのサイズ感。
薄型で14.1インチという大きさは持ち運べる絶妙なサイズ感です。
私がメイン使っている16インチノートPC「ASUS Vivobook Pro 16X OLED」とも比較してみました。
見た目に関して高級ノートPCとも大差なく、安いのにかなり頑張っているというのが正直な感想です。
重さは1447 gでした。
持ち運んで外で使うノートPCの限界ラインと言えるでしょう。
ディスプレイ・スピーカー
「CHUWI GemiBook XPro」の画面は14.1インチで解像度はフルHD、IPSパネルを採用しています。
寄りで見ても十分鮮明で、作業目的で使うのであればまったく不満はありません。
斜めから見てもこのとおり、暗くなって見えにくくなることはありません。
画面も広く、ブラウザでの閲覧も快適です。
ディスプレイの中央上部にはカメラがついています。
カメラ上部にあるスイッチを左右に動かすことで物理的にシャットアウトできるので、セキュリティ面も安心できる設計になっています。
ディスプレイの下部には「CHUWI」のロゴがあります。
ベゼル幅は縦が12 mm、横が7 mm、画面下部が23 mmと極狭ではないものの太すぎず、日常使いで特に気になることはありません。
底面手前側の左右にはスピーカーがあります。
スピーカーから出力される音声を収録し「ASUS Vivobook Pro 16X OLED」と比較してみました。
さすがに“harman kardon”のスピーカーを搭載した「ASUS Vivobook Pro 16X OLED」には劣るものの、「CHUWI GemiBook XPro」もなかなかそんなに悪くないレベルだと感じています。
キーボード
キーボードは84キーの英語配列なので、普段日本語配列をお使いの方は違和感をおぼえるかもしれません。
私も日本語配列派なので愛用の「HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列」を外付けしてタイピングしています。
左右を寄りで見るとそれぞれこんな感じで、バックライトを搭載していないため暗いところで作業する場合はタッチタイピングの習得がほぼ必須になります。
実際にタイピングしているときの音(打鍵音)を含めた動画を撮ってみました。
数々のキーボードを叩いてきた私からすると、正直“心地よい打鍵感”とは言えません…。
タッチパッドのサイズは77 × 125 mmで、広く使いやすい大きさです。
ただし押してクリックすると「パコパコ」という感触で、これまた快適とは言い難いかも…。
スピーカーの上部には各種インジケーターとマイクが2箇所ついています。
インターフェース
左側面には各種ポートが配置されています。
- 電源ポート
- TYPE-A HDMI
- USB Type-A 3.0
- USB Type-C 3.0
- 3.5mm イヤホンジャック
USB Type-Cポートは1つしかないので、USBハブをつなげるなどしての増設はほぼ必須となるでしょう。
右側面にはセキュリティロックスロットがあります。
電源ポートに付属の電源アダプターを接続して使います。
USB Type-Cポートからの給電には対応していないためご注意ください。
電源に接続しているときはインジケーターが点灯します。
ベンチマークソフト「CrystalDiskMark」でSSDの読み書きの速度を測定してみました。
CPUはintel N100が搭載されています。
CPU性能を測る「CINEBENCH R23」ではシングル896、マルチ2887の数値を確認できました。
リーズナブルなエントリー向けCPUとしてはなかなかの性能で、今注目を集めています。
グラフィックボード(GPU)は「Intel UHD Graphics for 12th Gen Intel プロセッサ」を内蔵し、GPU性能を測る「3DMARK」の計測結果は以下になります。
ネットを見たり一般的なPC作業で不満を感じることはない、十分な性能です。
比較的軽めの「ドラゴンクエストX」のベンチマークでは、以下のような結果となりました。
- グラフィック設定「最高品質」:2850(やや重い)
- グラフィック設定「標準品質」:2777(やや重い)
少し重めの「FINAL FANTASY 14」のベンチマークでも計測してみました。
- 高品質(デスクトップPC):1300(設定変更が必要)
- 高品質(ノートPC):1682(設定変更が必要)
さすがに3Dバリバリのオンラインゲームのプレイは推奨しません。
「Minecraft」はバニラ(MODなし)であれば快適にプレイできました。
安価なノートPCで「Minecraft」が通常プレイできるだけでかなり感動しました笑。
またYouTubeでも4K動画をスムーズに視聴できました。
本記事では「【CHUWI GemiBook XPro レビュー】お値段なんと3万円台!いろいろ癖はあるけども高いポテンシャルを秘めたコスパの概念がぶっ壊れのノートPC【intel N100】」について書きました。
私はノートPCはそれなりの値段のものを選ばないと使い物にならない、という常識にとらわれて生きてきましたが「CHUWI GemiBook XPro」と出会ったことでそれが覆りました。
もちろんゲームをしたり動画編集をしたりと重い作業には向いていませんが、ブログを書いたり事務作業、ネットや動画視聴といった用途では快適に使える本製品。
格安で買えてしっかり使えるサブノートPCをお探しの方は、ぜひ「CHUWI GemiBook XPro」をチェックしてみてはいかがでしょうか。