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こんにちは、自分が使う「モノ」にはこだわっていきたいイツキ(@saigalog)です。
今回レビューするradiusの「HP-V500BT」は、イヤホンの音や品質にこだわりたい方にうってつけの完全ワイヤレスイヤホンです。
外観はシンプルで、高級感のある大人のデザイン。
充電ケースは70 g、イヤホンは片方7 gと少し重めではありますがその理由は連続再生時間。
イヤホンのみで11時間、ケースで充電しなおせば最大50時間再生し続けることができます。
搭載しているダイナミックドライバーにこだわり、Bluetoothチップも最新のものを採用。
本記事ではそんな音質やイヤホンという「モノ」にこだわった「radius HP-V500BT」について、実際の使用感も含め詳しくレビューしていきます!
※この記事はメーカー様より製品をご提供いただき、作成しております。
「HP-V500BT」のメーカーである「radius」はApple社をルーツとしてアメリカで生まれ、日本で育ったオーディオブランドです。
1986年にApple社元役員が米カリフォルニア州で創立し、1996年に日本法人として新たに設立しています。
設立当初はPC関連のハードウェア・ソフトウェア製品を開発し、その後2006年にオーディオ業界に本格参入しています。
2009年には、世界初の同軸上に2枚の振動板を配置したDDM方式ドライバー搭載イヤホン「W(ドブルベ)」シリーズを開発。
独自の音響技術と革新性が評価され、業界での地位を確固たるものに。
2013年より、「W(ドブルベ)」シリーズの開発で培ったノウハウを基礎とした「Ne(new ear)」の名を冠する新たなオーディオブランドを展開。
重低音モデル「VOLT」シリーズや、フラットサウンドモデル「NeEXTRA」シリーズなど、数々の名機を世に送り出しています。
Ne(new ear) ブランドコンセプト
「革新的な音響体験をあなたに」
ラディウスは2009年に誕生した「W(ドブルベ)」シリーズを原点として、常に上質で信頼性の高い製品づくりに取り組んできました。
オーディオブランド「Ne(new ear)」には、そんな音へのこだわりがしっかりと受け継がれています。
私たちは最先端技術を搭載したオーディオ製品を通じて、最高水準の音響技術、設計技術、クラフトマンシップに裏打ちされた、革新的な音響体験を提供していきます。
信頼と実績のあるオーディオメーカーだということがわかりますね!
イヤホンと言えば、まず実際の使用感が気になる方も多いのではないでしょうか。
製品の詳細やスペックは後回しにするとして、まずは使ってみて私が感じた素直な感想を述べていきたいと思います。
まずは見た目から。
充電ケースは黒くマット加工されているので、とても高級感があります。
手の脂などの汚れが目立ちやすいので、気になる方は要注意。
カラーバリエーションはブラックとレッドの2色ですが、メタリックに輝きビビットなレッドはとても鮮やかで美しく、所有欲を満たしてくれます。
価格に見合う、非常にしっかりとした作りの製品という印象です。
次に装着感。
このイヤホンはいわゆる「カナル型」と呼ばれるタイプで、耳の穴に挿し込んで使います。
重さは片方7 gと重めではありますが、形状に工夫をしているのか長時間使っていても疲れたり痛くなったりしにくくなっていると感じます。
密着感はかなり高く、音楽を聴いているときに話しかけられてもまったくわからないくらい外音がシャットアウトされます。
イヤホンの奥行きが22 mmと少し長めなので、耳から多少でっぱるような形になるのが少し気になりました。
そして一番気になる音質面について。
ダイナミックドライバーに「カーボンファイバードーム振動板」を採用。
そして最新のBluetoothチップ「QCC3040」を使っているということで音質面にかなりこだわりがあって作られている本製品。
聴いてみると、なるほど。
瞬時にそのクオリティの高さを実感させられます。
全体的にバランスが良く、どの音域も解像度が高くクッキリと聴こえます。
特に低音が強めに出ている印象があり、迫力や臨場感を求める人にうってつけのイヤホンだと感じます。
最近のトレンドである「ノイズキャンセリング」や「外音取り込み」といった機能は搭載していない本製品。
それでいて20,000円前後という価格は決して安いとは言えませんが、音質に特化してこだわりぬいたメーカーとしての自信の表れでしょう。
安くて音質も良くて多機能であるコスパの良いイヤホンもある中で、あえて「音質面」に尖ってリリースされた「radius HP-V500BT」。
音はもちろん、自分が所有する「モノ」にこだわる方にぜひ選んでもらいたい製品です。
「radius HP-V500BT」の外箱は、ブラックを基調としたクールでスタイリッシュなデザインです。
裏面には製品の特徴が記載されています。
同梱物として以下のものが入っています。
- イヤホン本体
- 充電ケース
- イヤーピース
- 充電用USB Type-A to Cケーブル
- 取扱説明書
イヤーピースはXS、S、M、Lの4種類付属しています。
イヤホンには最初からMサイズが装着されています。
付属のUSB Type-A to Cのケーブルの長さは約50 cmです。
radiusの「HP-V500BT」は充電ケースが付き、高品質なダイナミックドライバーや最新のBluetoothチップを搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。
カラーバリエーションは今回レビューしている「レッド」をあわせて全2色。
本体のスペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示製品名 | radius HP-V500BT |
本体サイズ(イヤホン) | 27 × 17 × 22 (mm) |
本体サイズ(充電ケース) | 35 × 70 × 47 (mm) |
重さ(イヤホン) | 7 g(合計14 g) |
重さ(充電ケース) | 70 g |
通信方式 | Bluetooth標準規格 Ver5.2 |
出力 | Bluetooth標準規格 Power Class 2 |
Bluetoothプロファイル | A2DP,AVRCP,HFP,HSP |
コンテンツ保護方式 | SCMS-T |
対応コーデック | Qualcomm aptX Adaptive Qualcomm aptX,AAC,SBC |
伝送帯域 | 20~20,000Hz |
電池持続時間 | 11時間(ケース使用時50時間) |
充電時間 | 約3時間 |
型式 | ダイナミック型 |
ドライバー | φ6mmダイナミックドライバー |
出力音圧レベル | 95dB±3dB |
再生周波数帯域 | 20Hz~20,000Hz |
インピーダンス | 16Ω |
マイク | MEMSマイク(Qualcomm cVc 8.0採用) |
防水規格 | IPX4 |
外観
充電ケースの外装は黒くマットな質感で、楕円柱の形状をしたシンプルなデザインです。
正面から見るとこんな感じ。
フタを開けると手前側に白く光るインジケーターがあります。
4つのインジケーターで充電ケースのバッテリー残量を示します。
- ○●●●:バッテリー残量1 – 24%
- ○○●●:バッテリー残量25 – 49%
- ○○○●:バッテリー残量50 – 74%
- ○○○○:バッテリー残量75 – 100%
底面には製品の仕様が記載されています。
ラディウス株式会社
MODEL:HP-V500BT
INPUT:5V 700mAh OUTPUT:5V 300mA
CHARGING CASE BATTERY CAPACITY:3.7V 750mAh
背面には充電用のUSB Type-Cの入力ポートとインジケーターがあります。
付属のUSB Type-A to Cケーブルを接続して充電できます。
充電中は充電ケースのインジケーターが点滅します。
充電ケースを開けると、イヤホンが台座に置かれています。
イヤホンを台座から取り外してみたところ。
充電ケースのフタの内側には緩衝材が貼られています。
こういう細かい気配りにクオリティの高さを感じます。
ここからはイヤホン本体を見ていきます。
イヤホンも充電ケースと同じ黒と、メタリックに輝くビビットな赤のツートーンカラーです。
操作タッチセンサーをタップして音楽操作ができます。
イヤホンにも充電ケースと同じようにインジケーターがあり、点灯/点滅で状態を示してくれます。
- 赤色に点滅:バッテリー10%以下
- 赤白に点滅:ペアリングモード
下の360度回転画像は、左右にスワイプ(ドラッグ)することで製品を回転させて見られます。
サイズ・重量
「radius HP-V500BT」の充電ケースのサイズは35 × 70 mmです。
高さは47 mm。
イヤホンの全長は27 mm、横幅は17 mmです。
イヤホンの奥行きは22 mmでした。
スマホ(iPhone 12 Pro)と比較するとこんな感じのサイズ感です。
とてもコンパクトで、まさに手のひらサイズ。
充電ケースの重さは70 g。
イヤホンはペアで14 gです(片方7 g)。
機能
まずは誰もが一番最初にやるペアリングを行いましょう。
手順は少なくかんたんです♪
一度ペアリングを済ませてしまえば、あとは充電ケースから取り出した際に自動的に電源がオンになり、端末にすぐに接続できます。
「radius HP-V500BT」に搭載されているダイナミックドライバーには、「カーボンファイバードーム振動板」が採用されています。
これにより繊細な中高音と、パワフルでキレのある重低音を実現しています!
Bluetooth接続のコアとなるチップには、Qualcommの新世代モデル「QCC3040」が採用されています。
「TrueWireless Mirroring」や「aptX Adaptiveコーデック」に対応し、旧世代チップに比べて接続の安定性が格段に向上しています!
「TrueWireless Mirroring」は、接続機器とイヤホンとの左右同時接続を再現する新たな通信方式です。
例えば親機側のイヤホンの接続が途切れても、ミラーリングしているもう一方がシームレスに接続を引き継ぐことで音声の遅延や途切れを感じることがありません。
「aptX Adaptive」とは、使用環境に応じて音声データの転送ビットレートをリアルタイムで変化させることで、常に安定した接続を実現するQualcommの最新コーデックです。
従来のコーデックであるAACやapt-Xにも対応しているので、iPhoneやAndroidで遅延なく上質な音楽を楽しめます♪
気になる電池もち、イヤホンだけなら最大11時間、ケースで充電し直すことで最大50時間の連続再生が可能です。
フル充電までは約3時間です。
「radius HP-V500BT」は、タッチコントロールによる音楽操作が可能です。
- 1回タップ:再生/停止
- 右を2回タップ:曲送り
- 左を2回タップ:曲戻し
- 右を長押し:音量UP
- 左を長押し:音量DOWN
- 1回タップ:受話
- 2回タップ:着信拒否
- 1回タップ:終話
機能が豊富で便利です♪
また、防水性能も兼ね備えています。
等級は「IPX4」、雨天やスポーツ時の汗など気にせず使えます。
防水なのはイヤホンのみで、充電ケースは防水ではありませんのでご注意を!
radiusのVOLTシリーズには「HP-V500BT」と同時期に発売された「HP-V700BT」という上位モデルがあります。
「HP-V500BT」の購入を検討する上で、2つの違いは何かと悩まれる方も多いと思うので、差をまとめた表を以下に作成しています。
モバイルは左スライドで全表示HP-V500BT | HP-V700BT | |
価格 | 19,800円 | 24,200円 |
カラバリ | ブラック、レッド | ブラックゴールド |
ドライバー | φ6mmダイナミックドライバー | φ6mmダイナミックドライバー+BAドライバー |
出力音圧レベル | 95dB±3dB | 97dB±3dB |
インピーダンス | 16Ω | 7.5Ω |
アンビエントサウンド | ー | ○ |
内容をカンタンにまとめると、
に優れていると言えます。
音質についてはかなり明確な差があります。
「HP-V500BT」は全体的にバランスが良く、特に低音が強めに出ている印象。
一方で「HP-V700BT」は音のクリアさ・解像度にさらに磨きがかかり、どの音域もくっきりと聴こえます。
好みの問題があるので一概にどちらが良いとは言えませんが、個人的には「HP-V700BT」のクリアな音質がとても好みでした。
アンビエントサウンドモードはすごく便利なので、それを基準にして選んでもみても良さそうです!
本記事では「【radius HP-V500BT レビュー】高品質ダイナミックドライバーと最新Bluetoothチップを搭載した完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。
価格は20,000円前後と決して安くはありませんが、それに見合った音質、そしてクオリティの高い「モノ」としての製品価値が高い本製品。
こだわりのある、少し大人の完全ワイヤレスイヤホンを探しているという方は、ぜひ「radius HP-V500BT」をチェックしてみてはいかがでしょうか。