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こんにちは、日頃から防災を意識しているイツキ(@saigalog)です。
災害時に必要となるものはたくさんありますが、水や食料の次に確保したいのは電気ですよね。
電気があれば火の代わりに熱を生み出したり、スマホなどのデバイスで状況を正確に把握できます。
そういったことも踏まえてわが家にはモバイルバッテリーやポータブル電源がたくさんあるのですが、もちろん無限ではないので停電が長く続けばいずれ底をつきてしまいます。
この問題を解決すべく、今回購入したのがSONYの「ICF-B99」というポータブルラジオ。
発売されたのは2015年と、流れの早いガジェット・家電界隈の中では少し古め。
しかし未だ人気は根強く、毎年日本のどこかで災害が発生するたびに品薄の状態になるというある意味で有名な商品です。
コンパクトな見た目とは裏腹に、数多くの機能とポテンシャルを秘めています。
- バッテリーを内蔵し、ハンドルでの手回し充電やソーラーパネルで太陽光充電できる
- 充電した電池でLEDライトの点灯やFM/AMラジオの利用が可能
- さらにスマホ(ガラケー)の充電もできる
つまり「SONY ICF-B99」が1台あれば、手回しや太陽光で半永久的に電気を生み出すことができるというわけです。
生み出した電気で本体に搭載されているLEDライトやラジオの利用はもちろん、スマホも充電できるというところが今の生活にもマッチして長く人気がある理由と言えるでしょう。
本記事ではそんな「SONY ICF-B99」について詳しくレビューしていきます!
販売されていること自体が珍しかったりするので、見つけた方はラッキーかも!?
「SONY ICF-B99」のパッケージは中の製品が見えるように透明になっています。
裏面には製品の機能や仕様が記載されています。
同梱物として以下のものが入っています。
- ポータブルラジオ本体
- キャリングポーチ
- Micro USBケーブル
- 充電プラグアダプター
- ハンドストラップ
- 非常用の笛
- 取扱説明書/保証書
- 対応機種一覧表
キャリングポーチは黒く柔らかい素材のもので、ポータブルラジオ本体をこのようにスッポリと収納できます。
付属のMicro USBケーブルの長さは約67 cm。
今は懐かしいフィーチャーフォン用の充電プラグアダプターも付属しています。
非常用の笛はビビッドなオレンジ色で目立つので見つけやすくなっています。
ハンドストラップはポータブルラジオ本体にあるストラップホールに取り付け、ハンドルを回すときに手を通せば落下防止になります。
SONYの「ICF-B99」はモバイルバッテリー・LEDライトの機能を搭載し、手回し充電と太陽光充電に対応した1台3役のFM/AMポータブルラジオです。
本体のスペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示製品名 | SONY ICF-B99 |
本体サイズ | 79 × 131 × 50 (mm) |
重さ | 349 g |
受信バンド | FMワイド、AM |
受信周波数 | FM:76MHz – 108MHz AM:530kHz – 1,710kHz |
電池(アルカリ)持続時間 | ライト点灯時:50分 FM受信時(スピーカー):80分 AM受信時(スピーカー):100分 |
スピーカー径 | 3.6 cm |
スピーカー出力 | 内蔵電池使用時:60mW アルカリ乾電池使用時:90mW |
入力端子 | DC IN 5V Micro USB端子 |
出力端子 | 3.5 mmヘッドホンミニジャック |
電源 | DC3V 単3形電池2本 または内蔵ニッケル水素電池 |
外観
「SONY ICF-B99」の外観は、マットなブラックと光沢のあるグレーメタリックのツートーンカラーです。
側面にはラジオのダイヤルメモリとスピーカー、充電用ハンドルがあります。
後部側面には上から選局つまみ、FM/AM切替スイッチ、音量つまみがあります。
充電用ハンドルを起こすとこんな感じ。
1秒間に2回転以上の速さを目安にハンドルを回して、本体の内蔵電池を充電することができます。
手回し充電1分間で、FMラジオなら約50分、AMラジオなら約75分、LEDライトは約15分使用できます。
充電中はハンドルの根本にある「手回し充電」のランプがオレンジ色に点灯します。
- 約2、3分間回すごとに一度手回しをやめて、1分間程度の休みを入れてから再度回してください。
- 1秒間に2回転以上の速さで手回ししても手回し充電ランプが点灯しない場合は、過充電防止のため手回し充電を止めてください。
- ラジオ受信中に充電すると、ラジオに雑音が入る場合があります。
正面にはLEDライトと端子カバーがあります。
スイッチをONにすれば懐中電灯として使えます。
写真では青っぽく見えますが、実際はもう少し白い光です。
端子カバーを開けると、左から順にMicro USBポート、USB Type-Aポート、ヘッドホン端子が並びます。
付属のUSBケーブルをMicro USBポートと電源に接続することで、内蔵電池を充電できます。
充電中はMicro USBポートの上部にあるインジケーターがオレンジ色に点灯します。
背面にはアンテナと電池ぶた、電源切替スイッチがあります。
アンテナを目一杯伸ばすとこんな感じ。
FMラジオを聞くときに伸ばしたり向きを変えたりして、電波状況の良い方向を探しましょう。
別売りの単3形電池2本入れるには、電池ぶたを外します。
- 単3形電池から内蔵電池には充電できません。
- 単3形電池を手回しや太陽光で充電することはできません。
- 防水性能を保つために電池ぶたが完全に閉まり、ロックされていることを確認してください。
内蔵電池に残量がないときに単3形電池で動かすことができます。
電源切替スイッチの下には製品の仕様が記載されています。
OUTPUT:DC 5V 500mA
INPUT:DC 5V
DC:3V 単3形 LR6 × 2 BATT OR EQUIV
DC:2.4V Ni-MH 電池内蔵
上部側面には太陽光で内蔵電池を充電するためのソーラーパネルがあります。
太陽光充電60分間で、FMラジオなら約40分、AMラジオなら約60分、LEDライトは約10分使用できます。
- 効率よく充電するために、ソーラーパネルが太陽光に対して垂直になるように置きます。
- ソーラーパネルの一部でも太陽光が当たっていないと充電できません。
- 室内照明では充電できません。
- UVカットガラスやUVカットフィルムを貼ったガラスを通した太陽光では充電できません。
- スマートフォンの充電目的として太陽光充電は使えません。
底面には特に何もありませんが、滑り止め用の加工がされていました。
下の360度回転画像は、左右にスワイプ(ドラッグ)することで製品を回転させて見られます。
サイズ・重量
「SONY ICF-B99」のサイズは79 × 131 mmです。
厚さは50 mm。
アンテナの長さは77~280 mmです。
スマホ(iPhone 12 Pro)と比較するとこんな感じのサイズ感。
手のひらサイズでとてもコンパクトです。
重さは349 g(単三電池含まず)でした。
機能
「SONY ICF-B99」は、内蔵電池や単3形電池からスマホを充電できるポータブルラジオです。
手持ちのiPhone 12 ProとGoogle Pixel 5を充電して電流値を計測してみました。
- iPhone 12 Pro:4.54V × 0.52A = 2.36W
- Google Pixel 5:4.89V × 0.43A = 2.13W
平均して2~2.5Wと高出力ではないため速度には期待できませんが、災害などの緊急時に重宝します。
乾電池が手元にない場合でも、手回しで内蔵電池を充電できます。
1年に1度は手回し充電して内蔵電池の劣化を防ぎましょう。
長期間放置していていざというとき使えなかった!という口コミも散見されるので注意しましょう。
ソーラーパネルを搭載し、太陽光で充電することもできます。
充電速度は遅く、光に当てる条件が厳しめなので手回し充電と併用して活用するのがベストです!
防水性能はIPX4で、水しぶきや少量の雨であれば濡れても問題ありません。
LEDライトがついているので、夜間や停電時の灯りの確保に最適です。
SONYのポータブルラジオには「ICF-B99」によく似た「ICF-B09」という製品もあります。
見た目を始めとして2つの機能はほとんど同じですが、唯一の違いは本体上部にあるもの。
つまり、「ICF-B09」では太陽光充電ができないということになります。
Amazonでの価格差は3,000円ほどありますので、そのあたりも踏まえて検討してみると良いでしょう。
本記事では「【SONY ICF-B99 レビュー】1台3役!スマホ充電、LEDライト機能を搭載し手回し・太陽光充電に対応したFM/AMポータブルラジオ」について書きました。
まさに現代における必携の防災グッズと言っても過言ではない本製品。
1万円を切る価格設定で、豊富な機能と利便性を考えるととてもリーズナブルだと言えるでしょう。
万一に備えて発電できるラジオをお探しの方は、ぜひ「SONY ICF-B99」をチェックしてみてはいかがでしょうか。