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【M-SOUNDS MS-TW3 レビュー】充電ケース付き防水性能IPX7で迫力の低音が特徴的な完全ワイヤレスイヤホン

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こんにちは、良いイヤホンがありすぎて毎日どれを使おうか迷ってしまうイツキ(@saigalog)です。

今や完全ワイヤレスイヤホンは戦国時代。

各社がこぞって性能アップや趣向を凝らし、クオリティの高いイヤホンをリリースしています。

今回レビューする機会をいただいた「M-SOUNDS MS-TW3」もそのうちの1つ。

連続再生10時間、タップコントロールに防水性能、TWS Plusを採用し遅延や音切れも克服しています。

もちろん音にはこだわり、SoC、HDSSといった先進技術を搭載し、深い没入感を体感できます。

コーデックも「AAC」「aptX」に対応しているので、手持ちのiPhone、Androidスマホで良質な音楽を楽しめます

価格は1万円超と少しお高めではありますが、使ってみると納得のクオリティ。

今回はそんな

目を閉じれば絶景サウンド

がキャッチコピーの完全ワイヤレスイヤホン「M-SOUNDS MS-TW3」をレビューしていきます!

お知らせ

※この記事はメーカー様より製品をご提供いただき、作成しております。

M-SOUNDS MS-TW3の使用感

イヤホンと言えば、まず実際の使用感が気になる方も多いのではないでしょうか。

製品の詳細やスペックは後回しにするとして、まずは使ってみて私が感じた素直な感想を述べていきたいと思います。

M-SOUNDS MS-TW3 装着感

まずは装着感。

カナル型」であるこのイヤホンは耳の穴にはめ込むタイプです。

遮音性が高く、音が耳にダイレクトに届くため没入感を体感できるのが特徴的。

そしてこの「M-SOUNDS MS-TW3」はイヤホン全体が耳にスッポリとハマるため、密閉感がより強くなります。

さすがに外界の音をすべてシャットアウトするわけではありませんが、この状態なら音楽に集中できそうだな、というのが聴く前からわかるレベルです。

重さは片方が5.5 gと他のワイヤレスイヤホンと比べるとやや重ため

辛くなるわけではありませんが、装着時はそれなりに存在感があります。

ただ耳全体で重量を支えていますので、長時間使用していても疲れたり痛くなったりはしにくくなっていると感じました。

そしてこの「M-SOUNDS MS-TW3」には2タイプのイヤーピースが付属しています。

標準イヤーピースとSpinFitイヤーピース

M-SOUNDS MS-TW3 イヤーピース
白いのが標準、黒いのがSpinFit

それぞれを装着して音を聴き比べてみました。

曲はおなじみの「Owl City」のバラードと、「I Don’t Like Mondays.」のポップをいくつかチョイス。

まずは標準イヤピースから。

白くてペラペラっとしているため、ちょっと「安物のイヤーピース?」と思ってしまったのが正直なところ。

そのくらい後述するSpinFitイヤーピースとは質感に違いがあります。

装着したときも、見た目どおり耳への圧迫感は少ないのですが、だからといって密閉感が薄いわけではない。

遮音性もある上で存在感は少ないので、これはこれでアリだなと感じました。

曲をかけると解像度の高い心地よい音楽が耳に響きます。

ただ、高音が若干軽めの印象を受けました。

個人的にはもう少し締まりがあって、迫力がほしいところ。

次にSpinFitイヤーピースを試します。

M-SOUNDS MS-TW3 SpinFit CP350

見た目から標準イヤーピースと比べてしっかりとしていることがわかり、耳に入れたときに存在感があります。

そのため密閉感はかなり高い

曲をかけるとしっかりとした低音、かといって寄っているわけではなく中音、高音もキレイに聴こえます。

くっきり浮かぶあがるボーカルには思わず感動しました。

目を閉じれば絶景サウンド」のキャッチコピーにも納得です。

解像度が高く、深い没入感、さすがに1万円を超えてくるイヤホンは違うなと感じさせられるクオリティです。

どちらのイヤーピースにも良い面がありますので、好みが分かれるところでしょうか。

標準イヤーピースは薄く装着時の違和感が少なく、高音が強め(軽め)に出る印象。

SpinFitイヤーピースは厚めで存在感があり、低音が強く出て迫力があります。

M-SOUNDS MS-TW3」を使う際は、両方のイヤーピースを試してみて好みのものを見つけてみてください。

https://gadgerba.jp/wp-content/uploads/2020/06/itsuki_icon_new.jpgイツキ

私はやっぱりSpinFitイヤーピース推しです笑。

M-SOUNDS MS-TW3の同梱物

M-SOUNDS MS-TW3」の外箱は黒と金色がベースのカラーリングで、ゴージャスでリッチな雰囲気が漂います。

M-SOUNDS MS-TW3 外箱

裏面は一部が透明で、中のイヤホンと充電ケースが見えるようになっています。

M-SOUNDS MS-TW3 外箱裏面

同梱物として以下のものが入っています。

M-SOUNDS MS-TW3 同梱物
MS-TW3の同梱物
  • イヤホン本体
  • 充電ケース
  • 充電用USB Type-A to Micro Bケーブル
  • イヤーピース
  • リファレンスガイド
  • クイックスタートガイド

イヤーピースは標準のイヤピース(S/M/L)と、SpinFitイヤーピース(S/M/L)の2種類が付属しています。

M-SOUNDS MS-TW3 イヤーピース
SpinFitイヤーピースとは

SpinFitスピンフィット」は2009年に香港で生まれたカナル型イヤホン用のイヤーピースブランドです。

高品質なシリコン素材を採用し、360度回転する特許技術を駆使した高機能イヤーピースで世界20ヶ国で展開されている人気ブランドです。

https://gadgerba.jp/wp-content/uploads/2020/06/itsuki_icon_new.jpgイツキ

元からイヤホンに装着されているのは標準イヤーピースのMサイズです。

こちらはUSB Type-A to Micro Bのケーブル。

M-SOUNDS MS-TW3 ケーブル

M-SOUNDS MS-TW3のスペック

M-SOUNDSの「MS-TW3」は充電ケースが付き、防水性能がある完全ワイヤレスイヤホンです。

M-SOUNDS MS-TW3

シンプル、かつ高級感が漂う大人のデザインは所有欲を満たしてくれます。

M-SOUNDS MS-TW3 デザイン

本体のスペックは以下のとおり。

モバイルは左スライドで全表示
製品名 M-SOUNDS MS-TW3
本体サイズ(イヤホン) 22 × 17 × 23 (mm)
本体サイズ(充電ケース) 43 × 70 × 28 (mm)
重量(イヤホン) 5.5 g(合計11 g)
重量(充電ケース) 51 g
Bluetooth ver. 5.0 Class2
プロファイル A2DP,AVRCP,HFP,HSP
対応コーデック SBC,AAC,aptX
連続再生時間 約10時間
合計再生時間 約60時間
通信距離 約10 m
ドライバー ダイナミック型φ5.9mm
再生周波数帯域 20Hz〜20000Hz
インピーダンス 18Ω
音圧感度 90dB±3dB
マイク感度 -42dB±1dB
防水性能 IPX7相当

外観

充電ケースの外装は白いパールのようで、マットながらも光沢があり可愛らしい雰囲気があります。

M-SOUNDS MS-TW3 充電ケース

裏面には充電ケースの仕様が記載されています。

M-SOUNDS MS-TW3 充電ケース裏面
記載内容

クロスブレイン株式会社

INPUT DC5V 0.7A

OUTPUT DC5V 0.15A

CAPACITY 3.7V 700mAh

電池密度 電池密度332WH/L

Li-ion MADE IN CHINA

側面にあるUSB Micro Bの入力ポートは充電用。

M-SOUNDS MS-TW3 ポート

USB Type-A to Micro Bケーブルを接続して充電できます。

M-SOUNDS MS-TW3 ケース充電

ちなみにモバイルバッテリー「RAVPower RP-PB125」は低電力モード機能が搭載されているため、ワイヤレスイヤホンの充電に適しています。

M-SOUNDS MS-TW3 低電力充電
RAVPower RP-PB125レビューはこちら 【RAVPower RP-PB125 レビュー】ACコンセントとモバイルバッテリーが一体となった1台2役のハイブリッド型モバイルバッテリー

充電ケースの側面、USB Micro Bポートの横にはバッテリー残容量を示すインジケーターがあります。

M-SOUNDS MS-TW3 ケースインジケーター
インジケーターの意味
  • 0~5%:青が高速点滅
  • 5~25%:青が1回点滅
  • 25~50%:青が2回点滅
  • 50~75%:青が3回点滅
  • 75~100%:青が4回点滅

充電ケースにイヤホンを入れるとイヤホンのインジケーターが青く光り、充電が開始されます。

M-SOUNDS MS-TW3 イヤホン充電

イヤホンを台座から取り外してみたところ。

M-SOUNDS MS-TW3 ケース空
https://gadgerba.jp/wp-content/uploads/2020/06/itsuki_icon_new.jpgイツキ

金色に見えるのは充電端子です。

ここからはイヤホン本体を見ていきます。

イヤホンも充電ケースと同じパールのような白色で、タップサークルの金属部分がキラリと輝きます。

M-SOUNDS MS-TW3 イヤホン

イヤホンにも充電ケースと同じようにインジケーターがあり、色や点灯/点滅で状態を示してくれます。

M-SOUNDS MS-TW3 イヤホンインジケーター
インジケーターが示す意味
  • 電源ON1秒点灯
  • 初回ペアリング(自動)1秒点灯
  • 初回ペアリング(手動)交互点滅(接続処理中)、7秒間隔1回点滅(接続完了)
  • 未接続での待機3秒間隔2回点滅
  • 接続完了状態での待機7秒間隔1回点滅
  • 電源OFF1秒点灯
  • 2回目以降の接続3秒間隔2回点滅(接続処理中)、7秒間隔1回点滅(接続完了)
  • 着信受話3秒間隔1回点滅
  • 電話を切る7秒間隔1回点滅
  • 着信拒否7秒間隔1回点滅
  • 音声認識の起動7秒間隔1回点滅
  • 音楽を再生する7秒間隔1回点滅
  • 音楽を停止する7秒間隔1回点滅

カラーバリエーションはレビューしている「ホワイト×シルバー」ともう1つ「ブラック」の全2色

M-SOUNDS MS-TW3 カラーバリエーション

サイズ・重量

ここからは「M-SOUNDS MS-TW3」のサイズを計測していきます。

まず、充電ケースのサイズは43 × 70 mmです。

M-SOUNDS MS-TW3 サイズ

厚さは28 mm

M-SOUNDS MS-TW3 厚さ

イヤホンの全長は22 mm、横幅は17 mmです。

M-SOUNDS MS-TW3 イヤホンサイズ

イヤホンの奥行きは23 mmでした(イヤーピースなし)。

M-SOUNDS MS-TW3 イヤホン奥行き

スマホ(iPhone 11 Pro)と比較するとこんな感じのサイズ感です。

M-SOUNDS MS-TW3 スマホと比較

充電ケースの重さは51 g

M-SOUNDS MS-TW3 ケースの重さ

イヤホンはペアで11 gです(片方5.5 g)。

M-SOUNDS MS-TW3 イヤホンの重さ

機能

まずは誰もが一番最初にやるペアリングを行いましょう。

https://gadgerba.jp/wp-content/uploads/2020/06/itsuki_icon_new.jpgイツキ

手順は少なくかんたんです♪

充電ケースのフタを開け、イヤホンを取り出します
M-SOUNDS MS-TW3 イヤホンを取り出す
イヤホンとペアリングする端末のBluetooth設定を有効(オン)にします
M-SOUNDS MS-TW3 Bluetooth設定オン
端末の画面に表示される「MS-TW3」を選びます
M-SOUNDS MS-TW3 選択
ペアリング完了!
M-SOUNDS MS-TW3 ペアリング完了
このようなポップアップが出たら「ペアリング」を押しましょう
M-SOUNDS MS-TW3 ペアリング

一度ペアリングを済ませてしまえば、あとは充電ケースから取り出した際に自動的に電源がオンになり、端末にすぐに接続できます。

M-SOUNDS MS-TW3 自動接続

M-SOUNDS MS-TW3」は新開発の5.9φダイナミックドライバーを採用し、深みのある低音とクリアな中高音を再現しています。

M-SOUNDS MS-TW3 ダイナミックドライバー

またQualcomm社最新のSoCを採用し、楽曲データの情報を余すことなく伝送。

動画の音声遅延も最小限に抑えています。

新しい音響技術「HDSS」も搭載しています。

筐体内部に発生する音響を吸収・整流させ音源に忠実な再生が可能になります。

M-SOUNDS MS-TW3 HDSS
HDSSとは

HDSS(High Definition Sound Standard)とは、米国のTBI Audio Systems LLCを中心に提唱されている新しい音響技術です。

どのような環境下でも歪や濁りのない自然な音の再生を実現する技術のこと。

またQualcomm社の「TWS Plus」という規格にも対応し、左右のイヤホンが直接スマホに接続するため音が途切れにくいのが特徴です。

M-SOUNDS MS-TW3 TWS Plus
MEMO

TWSとは「True Wireless Stereo」、つまり完全ワイヤレスステレオのこと。

TWS Plusは従来のTWSイヤホンより音ズレや途切れを減らし、バッテリー持ちを長くする規格です。

https://gadgerba.jp/wp-content/uploads/2020/06/itsuki_icon_new.jpgイツキ

コーデックは「AAC」「aptX」両方に対応しているので、iPhoneとAndroidどちらでも高音質で遅延も少なく音楽を楽しめます。

気になる電池もち、イヤホンだけなら最大10時間、ケースで充電し直すことで最大60時間の連続再生が可能です。

M-SOUNDS MS-TW3 再生時間
https://gadgerba.jp/wp-content/uploads/2020/06/itsuki_odoroki_icon_new.jpgイツキ

大容量バッテリーと「Bluetooth Low Energy機能」でこれだけの長時間再生が可能に!

BLEとは

無線PAN技術である Bluetooth の一部で、バージョン 4.0 から追加になった低消費電力の通信モードのこと。

出典:Bluetooth Low Energy

ちなみに片耳のみで使うこともできます。

片方だけ充電して、もう片方で音楽を聴く、といった使い方もできますね。

M-SOUNDS MS-TW3 片耳のみ

そしてこの「M-SOUNDS MS-TW3」はタップによる操作が可能です。

M-SOUNDS MS-TW3 タップサークル
操作と機能
  • 再生する:1回タップ
  • 停止する:2回連続タップ
  • 曲送り:右を長押し
  • 曲戻し:左を長押し
  • 電話を受ける:1回タップ
  • 電話を切る:長押し
  • 着信拒否:長押し
  • 音量を上げる:右を1回タップ
  • 音量を下げる:左を1回タップ
  • 音声コントロール起動(Siri):3回連続タップ
https://gadgerba.jp/wp-content/uploads/2020/06/itsuki_icon_new.jpgイツキ

タップ時にビープ音が聞こえるので、動作しているかどうかわかりやすくなっています。

また、防水性能も兼ね備えています。

M-SOUNDS MS-TW3 防水性能

等級は「IPX7」、雨天やスポーツ時の汗など気にせず使えます。

M-SOUNDS MS-TW3 防水構造
https://gadgerba.jp/wp-content/uploads/2020/06/itsuki_icon_new.jpgイツキ

IPX7の防水性能は高く、一定時間水に沈めても壊れません!

注意

防水なのはイヤホンのみで、充電ケースは防水ではありませんのでご注意を!

M-SOUNDS MS-TW3のレビューまとめ

本記事では「【M-SOUNDS MS-TW3 レビュー】充電ケース付き防水性能IPX7で迫力の低音が特徴的な完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。

SoCやHDSSといった先進技術が搭載され、防水性能IPX7でタップコントロール可能なこのイヤホン。

没入感は高く、特に迫力のある低音には驚かされます。

1万円を超えるとは言え、納得のクオリティです。

気になる点としては、充電ケースとイヤホンが少し大きめなところ。

そもそもコンパクトではあるのですが、他の完全ワイヤレスイヤホンと比較すると少し大きく重いかな、というのが正直な感想です。

ただ、イヤホンのみで10時間、ケースを使えば60時間の最大再生時間は他に類を見ません。

バッテリー容量と重さは比例しますので、ここはある程度の仕方ないところだと割り切ってもよさそうです。

また、充電時に使うUSBポートもMicro Bなのは少し残念に感じています。

これからはどんどんUSB-Cに移行されていくと思うので、できれば対応されていれば最高でした。

しかしこのイヤホンの圧倒的なクオリティは、それら気になる些細な点をカンタンに吹き飛ばしてしまうでしょう。

特に、良いイヤホンを長く使いたいという方にはまさにうってつけの「M-SOUNDS MS-TW3」、ぜひ選んでみてはいかがでしょうか。