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こんにちは、完全ワイヤレスイヤホンコレクターのイツキ(@saigalog)です。
当ブログでレビューしている完全ワイヤレスイヤホンの数もいよいよ20を超えました。
特に最近の製品は必要な機能は全て揃っていて、しかも価格はかなりリーズナブルに抑えられているものが多くなってきています。
今回レビューするTaoTronicsの「SoundLiberty S10 Pro」もそんな完全ワイヤレスイヤホンの1つ。
充電ケースは卵のような見た目で手触りがよく、イヤホン本体は玉虫色のようにに輝くデザイン。
耳に圧迫感のないインナーイヤー型で、通話時の音声をクリアにするAIノイズキャンセリングを搭載しています。
コーデックは「AAC」「apt-X」に対応しているのでiPhone、Androidどちらでも高音質な音楽を楽しめます。
さらに自動耳検出機能、タッチコントロール、音声コントロール、防水性能IPX7と欲しい機能が盛りだくさん詰め込まれた本製品。
本記事ではそんな完全ワイヤレスイヤホン「TaoTronics SoundLiberty S10 Pro」を、実際の使用感を含めて詳しくレビューしていきます!
※この記事はメーカー様より製品をご提供いただき、作成しております。
イヤホンと言えば、まず実際の使用感が気になる方も多いのではないでしょうか。
製品の詳細やスペックは後回しにするとして、まずは使ってみて私が感じた素直な感想を述べていきたいと思います。
まずは見た目から。
充電ケースは白くてマットな質感なので、私の第一印象は「卵っぽいな」でした。
シンプルなデザインで人を選びませんが、特に女性ウケが良さそうだなと感じます。
ただカバンなどに入れて持ち運ぶ場合、汚れが付いて黒ずみやすいのでこまめな手入れになりそうです。
そしてもっとも特徴的なのがイヤホンですね。
内側は白くて光沢があるのでApple製品っぽい印象を受けますが、やはり目を引くのは背面側。
青から紫にかけてのグラデーションで、ピカピカと金属のように光り輝きます。
ですので耳につけたとき、まるでピアスやイヤリングなどのアクセサリーのように見えるのがとてもユニークで面白いですね。
次に装着感。
このイヤホンはいわゆる「インナーイヤー型」と呼ばれるもので、耳の穴に引っ掛けて使うタイプの製品です。
耳の穴に挿し込む「カナル型」と比較して、圧迫感が少ない反面、密着感が薄いので音漏れや音がボヤけやすいという弱点があります。
片方4.5 gと軽量で、スッと耳の穴に収まる形状をしているので耳への違和感やストレスがないのはさすがだな、と感じました。
インナーイヤー型はカナル型のようにイヤーピースなどで調整ができず、かけ心地は個人差が大きいことはあらかじめ理解しておきたいポイントです。
そして一番気になる音質面について。
「TaoTronics SoundLiberty S10 Pro」の音質についての第一印象は、インナーイヤー型の「音がボヤけやすい」という弱点を感じるのが正直なところ。
ですがapt-X、AACという高音質コーデックに対応し、大口径ダイナミックドライバーを搭載することで音質を高めている努力をひしひしと感じます。
低音・中音・高音、どれかに偏ることはなくバランスが良いので、とても聴きやすいフラットな音質に仕上がっています。
1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンの音質としては妥当、というのが個人的な感想です。
私はTaoTronicsのSoundLibertyシリーズの完全ワイヤレスイヤホンをこれまで多数レビューしてきましたが、この「SoundLiberty S10 Pro」はかなり意欲的な製品だと感じています。
まずデザイン。
見た目のところでも触れましたが、これまでは黒一色という製品が多く外観的には地味でした。
そこに今回のベースの色は白で、さらに玉虫色のようなグラデーションの差し色を採用したというのはTaoTronicsの「新しいところへの挑戦」という気概を感じます。
そして機能ですが、完全ワイヤレスイヤホンに必要なものは基本的に全部乗っかっています。
アクティブノイズキャンセリングこそないものの、apt-XやAACといった高音質コーデックへの対応を始めとし、自動耳検出機能であったり、音声コントロールといったこれまでの製品で培った技術を惜しげもなく搭載しています。
イヤホンをタッチすることで音楽操作する機能はもはや常識ですが、今回はさらにスワイプ操作も追加してきたのには驚きました。
ただ上下にスワイプすると、もともと密着感の少ないイヤホンがかなり動いてしまうので実用性としてはどうなんだろう、とまだまだ荒削りに感じる部分はありますが…。
ユーザー目線に立って、どういう工夫をすればもっと便利で快適になるか、というのをとことん追求した結果が「SoundLiberty S10 Pro」という製品しての形になって表れていると感じています。
TaoTronicsは2020年に「SoundLiberty 97」という化け物級の完全ワイヤレスイヤホンを出したのは記憶に新しく、今ノリにノっているメーカーですので、今後も革新的な製品を世に送り出してくれることを期待しています。
「TaoTronics SoundLiberty S10 Pro」の外箱は、白と鮮やかなオレンジ色のスタイリッシュなデザインです。
同梱物として以下のものが入っています。
- イヤホン本体
- 充電ケース
- 充電用USB Type-A to Cケーブル
- クイックスタートガイド
- 取扱説明書
付属のUSB Type-A to Cのケーブルの長さは約16 cmです。
TaoTronicsの「SoundLiberty S10 Pro」は、充電ケースが付いたELEVOC AIノイズキャンセリング搭載の完全ワイヤレスイヤホンです。
本体のスペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示製品名 | TaoTronics SoundLiberty S10 Pro |
型番 | TT-BH080 |
本体サイズ(イヤホン) | 46 × 18 × 20 (mm) |
本体サイズ(充電ケース) | 58 × 51 × 23 (mm) |
重量(イヤホン) | 4.5 g(合計9 g) |
重量(充電ケース) | 39 g |
Bluetooth ver. | 5.0 |
防水規格 | IPX7(イヤホンのみ) |
プロファイル | A2DP/AVRCP/HFP/HSP |
対応コーデック | SBC/AAC/apt-X |
連続再生時間 | 約4時間 |
合計再生時間 | 約20時間 |
通信距離 | 約10 m |
ボタン仕様 | タッチセンサー式 |
ドライバー | 12mm大口径HiFiダイナミックドライバー |
ノイズキャンセリング | ELEVOC AIノイズキャンセリング |
外観
充電ケースの外装は白くマットな質感で、コロンと丸みを帯びていて卵を想像させるデザインです。
底面にあるUSB Type-Cの入力ポートは充電用。
付属のUSB Type-A to Cケーブルを接続して充電できます。
充電ケースの正面には白く光るインジケーターがあります。
充電中はインジケーターが点滅します。
充電ケースを開けると、イヤホンが台座に置かれています。
イヤホンを台座から取り外してみたところ。
フタの裏側には充電ケースの仕様が記載されています。
CHARGER FOR TWS EARBUDS
Model:TT-BH080
Input:5V 350mA
Output:5V 70mA MAX
Capacity:350mAh/1.295Wh
ここからはイヤホンを見ていきます。
内側は充電ケースと同じ白で、光沢があります。
背面は青から紫にかけて輝くグラデーションが特徴的です。
まるでアクセサリーのような、なかなか珍しいデザインのイヤホンです。
下の360度回転画像は、左右にスワイプ(ドラッグ)することで製品を回転させて見られます。
サイズ・重量
充電ケースのサイズは58 × 51 mmです。
厚さは23 mm。
イヤホンの全長は46 mm、奥行きは18 mmです。
横幅は20 mmでした。
スマホ(iPhone 12 Pro)と比較するとこんな感じのサイズ感。
手のひらサイズでとてもコンパクトです。
充電ケースの重さは39 g。
イヤホンはペアで9 gです(片方4.5 g)。
機能
まずは誰もが一番最初にやるペアリングを行いましょう。
手順は少なくかんたんです♪
※製品名の「TaoTronics SoundLiberty S10 Pro」と異なりますのでご注意ください。
一度ペアリングを済ませてしまえば、あとは充電ケースから取り出した際に自動的に電源がオンになり、端末にすぐに接続できます。
「TaoTronics SoundLiberty S10 Pro」は、人体工学に基づくインナーイヤー型のデザインで耳にピッタリとフィットする装着感を実現しています。
ELEVOC AIノイズキャンセリング機能が搭載されており、通話時の音声がクリアに聞こえます。
「ELEVOC AIノイズキャンセリング」機能は音楽を聴くことには関係ありません。
通話のとき、周辺の雑音がマイクを通じて相手に伝わらないようにする機能です。
高音質の圧縮形式「AAC」と「apt-X」に対応しているので、iPhone、Androidどちらでも遅延なく上質な音楽を楽しめます♪
自動耳検出機能を搭載しているので、イヤホンの着脱で自動的に音楽を再生・停止してくれます。
使ってみるとこの機能は本当に便利だということに気づきます!
気になる電池もち、イヤホンだけなら最大4時間、ケースで充電し直すことで最大16時間の連続再生が可能です。
ちなみに片耳のみで使うこともできます。
片方だけ充電して、もう片方で音楽を聴く、といった使い方もできますね。
そしてこの「TaoTronics SoundLiberty S10 Pro」はタッチコントロールによる音楽操作が可能です。
- 2タップ:再生/一時停止
- 右を上にスワイプ:音量+
- 右を下にスワイプ:音量-
- 左を下にスワイプ:進む
- 左を上にスワイプ:戻る
- 1タップ:通話応答
- 2秒間長押し:電話を切る
- 2秒間長押し:通話拒否
- 2秒間長押し(ビープ音):音声コントロールオン/オフ
- 10秒間長押し:ペアリング履歴消去
タッチ操作だけでなく、スワイプ操作があるのはかなり珍しい仕様ですね。
また決められたキーワードを発声すれば、声だけで音楽操作が可能です。
- ボイスコントロール開始:Hey TT
- 再生:Play music
- 一時停止:Pause music
- 音量+:Volume up
- 音量-:Volume down
- 次の曲:Next song
- 前の曲:Previous song
- 電話応答:Pick up
- 電話拒否:Hang up
ボイスキーワードは英語になっていますが、実は日本語でも操作できることに気づきました!
また、防水性能も兼ね備えています。
等級は「IPX7」、雨天やスポーツ時の汗など気にせず使えます。
IPX7の防水性能は高く、一定時間水に沈めても壊れません!
防水なのはイヤホンのみで、充電ケースは防水ではありませんのでご注意を!
本記事では「【TaoTronics SoundLiberty S10 Pro レビュー】機能モリモリ!ブルーメタリックが美しい1万円以下で買えるインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。
見た目良し、機能良しとまさに「Pro」の名にふさわしい仕上がりとなっている本製品。
価格は約9,000円と、リーズナブルなのも嬉しいところ。
1万円以下で買えるインナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホンをお探しの方は、ぜひ「TaoTronics SoundLiberty S10 Pro」をチェックしてみてはいかがでしょうか。