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こんにちは、屋内外問わずイヤホンやヘッドホンを愛用しているイツキ(@saigalog)です。
最近ではオンラインMTGを始め、スポーツなどのワークアウトでもイヤホンやヘッドホンを使う機会が多くなってきました。
しかしどちらにも言える弱点といえば圧迫感で疲れやすく、夏場は蒸れやすくなってしまうことですよね。
そんな弱点を克服してくれるのが、耳をふさがないオープンイヤーなヘッドホン。
骨伝導ヘッドホンのメーカーとして有名なShokzは、これまで数多くの高クオリティな製品を世に放ってきました。
そして今回、満を持して登場したのがあのフラッグシップモデル「Aeropex」を超える「OpenRun Pro」という製品。
圧倒的な音質と、過去作のそれをさらに上回るスペックの強化。
充分な性能にはもちろんそれだけの対価が必要になりますが、オープンイヤーヘッドホンを求めるすべての人に自信を持っておすすめできる製品だと言えるでしょう。
本記事ではそんな骨伝導ヘッドホンの金字塔とも言える「Shokz OpenRun Pro」について「Aeropex」との比較も含めて詳しくレビューしていきます!
※この記事はメーカー様より製品をご提供いただき、作成しております。
「Shokz OpenRun Pro」の外箱は白基調で、モデルの方の写真が全面に映っており実際の装着感がわかりやすくなっています。
同梱物として以下のものが入っています。
- ヘッドホン本体
- 収納ケース
- マグネット充電ケーブル
- ユーザーガイド
付属のマグネット充電ケーブルの長さは約60 cm。
ハードな収納ケースには、このようにピッタリとヘッドホン本体とマグネット充電ケーブルを収納できます。
「Shokz OpenRun Pro」は低音再生を強化するための“Shokz TurboPitch”テクノロジーを搭載し、防水防塵性能を備えたフラグシップモデルのオープンイヤー骨伝導ヘッドホンです。
主な特徴は以下の9つです。
- Shokz TurboPitch
より深みのある低音再生を実現 - Open-Ear Design
快適性と安全性の確保 - デュアルノイズキャンセリングマイク搭載
- Shokzアプリ
- セキュアフィット
しっかりフィットするネックバンド - 急速充電
- 最大10時間の連続音楽再生+通話
- 20%の小型化を実現
重量バランスの取れた構造 - IP55防塵防水
耐久性と信頼性
本体のスペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示製品名 | Shokz OpenRun Pro |
本体サイズ | 全長355 mm、高さ47 mm |
重さ | 28 g |
スピーカー | 骨伝導トランスデューサ |
周波数特性 | 20Hz〜20KHz |
スピーカー感度 | 105±3dB |
マイク感度 | -38dB±3dB |
連続再生時間 | 最大10時間 |
待機時間 | 最大10日間 |
充電時間 | 約1時間(5分の充電で1.5時間使用可能な急速充電対応) |
充電圧 | 5V±5% |
防水防塵規格 | IP55 |
スピーカーインピーダンス | 8.5Ω ±20% |
バッテリー容量 | 140mAh(Li-Polymer battery) |
Bluetooth | 5.1 |
対応プロファイル | A2DP、AVRCP、HSP、HFP |
最大RF出力 | 4dBm |
Bluetooth周波数帯 | 2400MHz – 2483.5MHz |
外観
「Shokz OpenRun Pro」の外装はマットで手触りがよく、高級感のある質感になっています。
カラーバリエーションはレビューしている「ブルー」をあわせて全4色。
ヘッドホン右側には左から「マグネット充電端子」「音量-ボタン」「音量+(電源)ボタン」が並びます。
- 電源オン:音量+ボタンを2秒間長押し
- 電源オフ:電源ボタンを3秒間長押し
- 音量調整:音楽再生時に音量ボタンを1回押し
マグネット充電端子は特殊な形状になっています。
付属の充電ケーブルを電源に接続すると充電することができます。
充電中はLEDが赤く点灯します。
このLEDは色や点灯/点滅で状態を示してくれます。
- 赤色点灯:充電中
- 青色点灯:充電完了
- 赤色と青色で交互に点滅:ペアリングモード
- 青色点滅:着信
- 赤色点滅:バッテリー残量低下
ヘッドホンの左側(裏側)には製品の仕様が記載されていました。
Model:S810
Input:5A 300mA
FCC ID:SHKASCEHB9
IC:10978A-ASCEHB9
また、ヘッドホンの左側の表にはマルチファンクションボタンがあります。
- 音楽再生/一時停止:1回押し
- 次の曲にスキップ:音楽再生時に2回押し
- 前の曲にスキップ:音楽再生時に3回押し
- 電話に出る:1回押し
- 電話を切る:1回押し
- 現在の通話を切って二つ目の着信に出る:通話時に2秒間長押し
- 通話を拒否する:着信時に2秒間長押し
- 音声ダイヤル:2秒間長押し
- 最後に発信した番号をリダイヤルする:音楽停止時に2回押し
機能が豊富なので、まずはよく使うものから覚えましょう!
ヘッドホンの先端、耳を当てる部分の前・後ろ・下の3方向にスピーカーが搭載されています。
下の360度回転画像は、左右にスワイプ(ドラッグ)することで製品を回転させて見られます。
サイズ・重量
「Shokz OpenRun Pro」の全長は355 mmです。
高さは47 mm。
スマホ(iPhone 13 Pro)と比較するとこんな感じのサイズ感。
手のひらサイズのコンパクトな骨伝導ヘッドホンです。
重さは28 gでした。
機能
まずは誰もが一番最初にやるペアリングを行いましょう。
手順は少なくカンタンです♪
一度ペアリングを済ませてしまえば、次からは電源を入れたら自動的に接続されるようになります。
「Shokz OpenRun Pro」は“Shokz TurboPitch”と名付けられた新たなテクノロジーを搭載し、これまで以上に深みを感じさせる重低音再生を実現しています。
急速充電に対応し、5分の充電で最大1.5時間の使用が可能です。
デュアルノイズ・キャンセリングマイクを搭載しているので、どこにいてもクリアな音声で通話することができます。
防水防塵性能は「IP55」、雨天やスポーツ時の汗など気にせず使えます。
IP55は有害な影響が発生する粉塵が中に入らず、あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がないことを示します。
専用のスマホアプリ「Shokz」でマルチペアリングやイコライザ設定、バッテリー残量の%確認などが行えます。
Shokzの骨伝導ヘッドホンには「Aeropex」というモデルがあります。
パッと見ただけでは「OpenRun Pro」との違いはあまりわからないかもしれません。
サイズもだいたい同じくらいに見えますね。
実際に装着してみるとそれぞれこんな感じです。
マグネット充電端子の角度やボタンの大きさ、先端のスピーカーの有無などが異なっています。
ボタンが「Aeropex」より約30%大きくなり、押しやすくなりました。
「Aeropex」の連続再生時間は最大8時間だったのに対し「OpenRun Pro」は最大10時間と大幅にバッテリー持ちがよくなっています。
また付属の収納ケースも「Aeropex」はソフトなシリコン製、「OpenRun Pro」はハードなナイロン製と差がありました。
その他、「OpenRun Pro」と「Aeropex」の違いをわかりやすく以下の表にまとめました。
モバイルは左スライドで全表示OpenRun Pro | Aeropex | |
---|---|---|
カラバリ | ブラック ベージュ ブルー ピンク | コズミックブラック ルナグレー ブルーエクリプス ソーラーレッド |
全長 | 355 mm | 355 mm |
高さ | 47 mm | 45 mm |
重さ | 28 g | 26 g |
バッテリー容量 | 140mAh | 145mAh |
バッテリー駆動時間 | 最大10時間 | 最大8時間 |
充電時間 | 約1.5時間 | 約2時間 |
防水防塵規格 | IP55 | IP67 |
Bluetoothバージョン | v5.1 | v5.0 |
アプリ対応 | 対応 | 非対応 |
防水防塵性能以外は基本的に「OpenRun Pro」が優れている、という結果になりました!
「OpenRun Pro」の購入を検討する上で、もっとも気になるのがやはり“音質”になるかと思います。
もともとShokzの骨伝導ヘッドホンというのは、界隈でも軍を抜いたトップクラスのクオリティの製品として有名です。
その中でも最上位モデルであった「Aeropex」は、音質を中心としたスペックが最高レベルで骨伝導ヘッドホンを選ぶならこれで決まり、と数々のメディアで取り上げられてきました。
そして2022年に新たなフラグシップモデルとして登場したのが今回の「OpenRun Pro」。
という経緯があったので、おのずとその期待値というのは高まりますよね。
結論を先にお伝えすると「間違いなく買って損なし」と言い切ってしまってよいでしょう。
むしろ「OpenRun Pro」が登場してしまった以上、あえて「Aeropex」を選ぶ理由があまりなくなってしまった、とも言えるかもしれません。
いくらクオリティの高い骨伝導ヘッドホンとは言え、音が抜けてしまう点や低音が控えめという弱点は「Aeropex」でも克服しきれていないのが実情でした。
やはり製品の特性上、超えられられない壁というものはあるのだと私自身も思っていたのが正直なところ。
ところが「OpenRun Pro」では、より音声をクリアで正確に表現できるよう、さらにもう一段回レベルが上がっていました。
同じ音楽、同じ音量で「Aeropex」と聴き比べを始めた瞬間に、その明らかな違いというのを実感。
そしてどちらの製品かを伏せた状態で、同じ条件で妻にも試してもらったところ「こっちのほうが音が良い」と見事「OpenRun Pro」を当てることができました。
もちろん価格差というのは4,000円近くありますし、防水防塵性能はIP67からIP55に少し落ちてしまったところはあります。
ですが先のスペック比較でも明らかになったとおり、基本的には「OpenRun Pro」に軍配が上がり、どうせ買うなら一番良い骨伝導ヘッドホンがほしい、という方にとって納得の製品に仕上がっています。
世の中的にもオンラインMTGなどで使うヘッドホンの需要というのはなくなりませんし、スポーツ中の音楽鑑賞の快適度としてオープンイヤーが優れていることは言うまでもありません。
「Shokz OpenRun Pro」は極みに近いと思われた「Aeropex」を知っているからこそ、より衝撃の性能と音質を体感できるそんな製品だと実感しています。
Shokz Aeropexレビューはこちら 【Shokz Aeropex レビュー】防水性能IP67で8時間連続再生できる骨伝導オープンイヤーヘッドホン本記事では「【Shokz OpenRun Pro レビュー】骨伝導の頂点へ!音質とスペックがさらに強化されたフラッグシップモデルのオープンイヤーヘッドホン」について書きました。
さらに強化された音質とスペックを備えた本製品。
価格は24,000円前後と決してリーズナブルとは言えませんが、その値段に見合う充分な価値を提供してくれるのは間違いありません。
ヘッドホンの疲労感から解放されたい方、ワークアウト用のオープンイヤーヘッドホンをお探しの方はぜひ「Shokz OpenRun Pro」をチェックしてみてはいかがでしょうか。