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こんにちは、毎日のように音声収録しているイツキ(@saigalog)です。
私はこのブログの他にもラジオ配信やショート動画など、声を使った発信を複数行っています。
これまではAnkerの「PowerCast M300」というコンデンサーマイクを愛用しており、コンパクトながら十分な音質で収録できるため重宝していました。
ただ、1つ不足を感じるのは3人以上での収録時に誰かの声が遠くなってしまうこと。
それを解決するためにそろそろピンマイクが欲しいな…と考えていたとき、同社のAnkerWorkというブランドから「M650 Wireless Microphone」という製品が登場しました。
一見すると完全ワイヤレスイヤホンに似ていますが、充電ケースの中にトランスミッター2つとレシーバーが収納されています。
USB Type-CやLightning、AUXに対応し、iPhoneなどのスマホやPC、カメラにレシーバーを接続してすぐに録音できます。
充電ケースでくり返し充電することで、連続動作時間は最大15時間と必要十分。
ノイズリダクション機能を搭載しているので、周り少し騒がしくてもクリアな音声を収録できます。
本記事ではデザイン性と機能性を兼ね備えたコンパクトなワイヤレスマイク「AnkerWork M650 Wireless Microphone」について、実際に収録した音声も含めて詳しくレビューしていきます!
※この記事はメーカー様より製品をご提供いただき、作成しております。
「AnkerWork M650 Wireless Microphone」の外箱は、白を基調としたシンプルなデザインです。
裏面には製品の特徴が記載されています。
同梱物として以下のものが入っています。
- 充電ケース
- トランスミッター × 2
- レシーバー
- Lightningアダプタ
- USB Type-Cアダプタ
- USB Type-Cケーブル
- AUXケーブル(TRS)
- 交換用トランスミッターカバー × 2
- ウィンドスクリーン × 2
- トラベルケース
USB Type-Cケーブルの長さは約98 cmです。
AUXケーブルは中程が渦巻状に加工されていて、収納面に優れています。
Lightningアダプタはレシーバーに装着し、iPhoneに接続するために使います。
USB Type-Cアダプタはレシーバーに装着し、PCやAndroidスマホに接続するために使います。
ウィンドスクリーン(風防)は、内側の突起部分をトランスミッターのTRS入力ポートに差し込んで使います。
交換用トランスミッターカバーは色違いのものが1つずつ付属しています。
合皮製のトラベルケースに充電ケースやその他同梱物をスッポリ丸ごと収納できます。
Ankerの「AnkerWork M650 Wireless Microphone」は3WAYで録音でき、ノイズリダクション機能でクリアな音声にしてくれるタッチ画面操作が超便利なワイヤレスマイクです。
カラーバリエーションは今回レビューしているメタリックブラックをあわせて全2色。
本体のスペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示製品名 | AnkerWork M650 Wireless Microphone |
サイズ | 充電ケース:53 × 134 × 46 (mm) トランスミッター:直径45 mm、厚さ16 mm レシーバー:35 × 43 × 25 (mm) |
重さ | 充電ケース:180 g トランスミッター:31 g レシーバー:37 g |
入力 | トランスミッター:5V 0.66A レシーバー:5V 0.72A 充電ケース:5V 3A |
出力 | 充電ケース:5V 0.8A |
バッテリー容量 | トランスミッター:350mAh レシーバー:350mAh 充電ケース:2560mAh/9.472Wh |
充電時間 | トランスミッター:約1.5時間 レシーバー:約1.5時間 充電ケース:約3時間 |
連続動作時間 | トランスミッター:約6時間 レシーバー:約6時間 充電ケース:レシーバーとトランスミッターを1.5回分同時に充電可能 |
録音可能容量/容量 | 4GB / 約7時間 |
アナログ入力 | 3.5 mm TRS(ピンマイク用) |
通信可能距離 | 最大200 m(直線距離) |
S/N比 | ≧70dB |
等価ノイズ | 22dB |
感度 | -36dBV/Pa at 1 KHz(ゲイン=0dB) |
最大入力音圧(SPL) | 120dB SPL |
マイクの指向性 | 無指向性 |
周波数帯域 | 50Hz~20kHz |
アナログ出力 | 3.5 mm TRS(ヘッドホン、カメラ用) |
外観
「AnkerWork M650 Wireless Microphone」の充電ケースの外観は、青みがかった黒と淡いベージュのツートーンカラーでマットな仕上がりです。
フタの中央には金色に輝く「AnkerWork」のロゴが刻印されています。
正面下部にはインジケーターがあり、1つのLEDが25%のバッテリー残量を表します。
背面下部にはUSB Type-Cポートがあります。
USB Type-Cポートは電源と接続して充電したり、PCと接続するときに使います。
底面には滑り止めになるシリコンが貼られており、製品の仕様が記載されています。
充電ケースのフタを開けると、中にはトランスミッターやレシーバーなどが収納されています。
トランスミッターの外観は充電ケースと同じ青みがかった黒を基調とし、ロゴのみがプリントされたシンプルなデザインです。
側面には内蔵マイクとTRS入力ポートがあります。
ウィンドスクリーンを取り付けるときは、このTRS入力ポートに差し込みます。
また多機能ボタンにはLEDインジケーターがあり、状態によって色が変化します。
- 1回押す:マイクをミュート/ミュート解除
- 2秒間長押し:手動で電源ON/OFFの切り替え
- 青色に1秒間点灯:電源ON
- 消灯:電源OFF
- 赤色に点灯:ミュート
- 赤色にゆっくり点滅:バッテリー残量が低下
- 青色にすばやく点滅:接続中
- 青色で点灯:接続済み
- 青色にゆっくりと点滅:接続解除済み
側面反対側にはカバーのロックを解除する目印がプリントされています。
裏面にはクリップマグネットがあり、トランスミッターから取り外すことができます。
裏面下部には充電端子があります。
カバーを左回しすると外すことができ、同梱のカバーと交換できます。
色が違うと印象がだいぶ変わるので、その日の服装などに合わせて交換する楽しさもありますね!
実際にシャツに取り付けてみるとこんな感じ。
レシーバーも充電ケースやトランスミッター同様に青みがかった黒を基調とし、ロゴのみのシンプルなデザインです。
正面にはタッチ画面があり、左右上下にスワイプすることで各種メニューを開き操作できます。
直感的に操作でき、設定項目もシンプルなので誰でもカンタンに使えると感じました。
右側面には電源ボタンがあります。
- 1回押す:画面ロック/ロック解除
- 2秒間長押し:手動で電源ON/OFF切り替え
左側面にはUSB Type-CポートとTRS出力ポートがあります。
底面にはホットシューアダプターがあり、クリップで挟んで固定できます。
背面には拡張ポートと充電端子があり、拡張ポートにLightningアダプタやUSB Type-Cアダプタを装着してスマホなどに接続します。
実際にiPhoneに接続するとこんな感じ。
ホットシューアダプターはカメラのフラッシュ取り付け部に装着でき、付属のAUXケーブルを接続して音声を出力できます。
下の360度回転画像は、左右にスワイプ(ドラッグ)することで製品を回転させて見られます。
サイズ・重量
「AnkerWork M650 Wireless Microphone」の充電ケースのサイズは53 × 134 mmです。
高さは46 mm。
トランスミッターの直径は45 mm、厚さは16 mmでレシーバーのサイズは35 × 43 × 25 mmです。
スマホ(iPhone 13 Pro)と比較するとこんな感じのサイズ感。
コンパクトですが、手に持つと少しズッシリする感覚があります。
重さはそれぞれ以下のとおりでした。
- 充電ケース:180 g
- トランスミッター:31 g
- レシーバー:37 g
- ウィンドスクリーン:2 g
充電ケースにそれぞれを同梱したときの総重量は282 gとなります。
機能
PC接続時、専用のソフトウェア「AnkerWork」を使うと「AnkerWork M650 Wireless Microphone」がもっと便利になります!
レシーバーの画面ではノイズリダクションモードやセーフモードの切り替え、サウンドモードやイコライザーなどを調整できます。
トランスミッターの画面ではゲインやストレージの確認、TXボタンのカスタマイズなどが行なえます。
またトランスミッターに保存されている音声ファイルを参照・再生、エクスポートできます。
PCに接続して外部マイクとして使うときは、設定画面でマイクを「AnkerWork M650 RX」を選べばOKです。
iPhoneなどのスマホに接続すれば、ボイスメモやカメラなどのアプリのマイクが「AnkerWork M650 Wireless Microphone」に切り替わります。
少しややこしいのでまとめると「AnkerWork M650 Wireless Microphone」の録音方法は以下のとおりとなります。
- AnkerWork M650 Wireless Microphoneのみで録音
トランスミッターに音声ファイルが保存されるので、PCに接続し音声ファイルを管理する - PCに接続して外部マイクとして録音
使用する録音ソフト上で「AnkerWork M650 RX」を選択し録音する - iPhoneなどスマホに接続して外部マイクとして録音
ボイスメモやカメラなどのアプリを使って「AnkerWork M650 Wireless Microphone」経由の音声を録音する
「AnkerWork M650 Wireless Microphone」を使って収録した音声を動画にまとめましたので、実際の音声や他のマイクとの差を知りたい方は以下をチェックしてみてください。
本記事では「【AnkerWork M650 Wireless Microphone レビュー】3WAYで録音できる!ノイズリダクション機能でクリアな音声にしてくれるタッチ画面操作が超便利なワイヤレスマイク」について書きました。
価格は35,000円前後と少しお高めな印象ではありますが、それに見合った十分な性能とクールなデザインで所有欲を満たしてくれる本製品。
コンパクトで使い勝手の良いワイヤレスマイクをお探しの方は、ぜひ「AnkerWork M650 Wireless Microphone」をチェックしてみてはいかがでしょうか。