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【2024年】おすすめの多機能モバイルバッテリー4選

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こんにちは、1つのガジェットにたくさん機能があると嬉しいイツキ(@saigalog)です。

特にモバイルバッテリーは今やスマホやノートPC、イヤホンのお供として必須級のガジェットです。

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1台で何役もこなしてくれると荷物が減って助かりますよね。

ただ、今は各社からいろいろな種類のモバイルバッテリーが販売されているので、それぞれを見比べて自分に合うものを見つけ出すのはなかなか大変です。

そこで本記事では、数あるモバイルバッテリーの中から多機能で使い勝手の良い4製品を紹介していきます。

おすすめの多機能モバイルバッテリー

今回おすすめする多機能モバイルバッテリーは、この4つです。

おすすめの多機能モバイルバッテリー

モバイルバッテリーを選ぶときに大事なのが、「何を充電したいか」ということ。

例えばスマホ「iPhone 11 Pro」ならバッテリー容量が3046mAhなので、10000mAhのモバイルバッテリーなら約2回分フル充電することができます。

このように何を充電したいのか1日に何回充電できれば足りるのかを決めればおのずと必要なバッテリー容量がわかってきます。

それに加えて対応しているUSBのタイプや充電機能、Qi認証ワイヤレス充電といったプラスアルファの機能が自分にとって何が必要なのかを考えると、より選びやすくなるでしょう。

それでは多機能で使いやすいモバイルバッテリーを4つご紹介します。

モバイルは左スライドで全表示
製品名 サイズ 重量 バッテリー容量 USBポート 最大出力W数 Qi対応 その他機能
RAVPower RP-PB125
79 × 79 × 27 (mm) 184 g 6700mAh USB-A × 2 15W なし ACコンセント
cheero Power Mountain mini 30000mAh
85 × 105 × 75 (mm) 600 g 30000mAh USB-A × 2
USB-C × 1
60W あり LEDライト
SuperMobileCharger
81 × 82 × 28 (mm) 245 g 8000mAh USB-A × 1
USB-C × 1
18W あり ACコンセント
700-BTL046
138 × 223 × 116 (mm) 3.2 kg 62400mAh USB-A × 3
USB-C × 1
60W なし AC出力
シガー出力

RAVPower RP-PB125

RAVPowerの「RP-PB125」は、ACコンセントとモバイルバッテリーが一体となった1台2役のハイブリッド型モバイルバッテリーです。

RAVPower RP-PB125

6700mAhのバッテリーを内蔵しており、一般的なスマホを1回以上フル充電することができます。

RAVPower RP-PB125 バッテリー
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iPhone 11 Proなら約1.5回分のフル充電が可能です!

MEMO

「モバイルバッテリーの容量 × 変換ロス(0.7) ÷ iPhone 11 Proの容量」で計算しています。

6700mAh × 0.7 ÷ 3046mAh = 約1.5回

同梱物として以下のものが入っています。

RAVPower RP-PB125 同梱物
RP-PB125の同梱物
  • RP-PB125本体
  • 本体充電用USB-A to Micro Bケーブル
  • 収納ポーチ
  • 取扱説明書

外装はマットなブラック、シンプルで使いやすいデザインです。

RAVPower RP-PB125

カラーバリエーションは今回レビューしている「ブラック」と合わせて全2色。

RAVPower RP-PB125 カラーバリエーション
RP-PB125のカラバリ

裏面は何もなくまっさら。

RAVPower RP-PB125 裏面

正面にはMicro USBポートが1つ、USB Type-Aポートが2つあります。

バッテリー残容量を確認したいときは、上の方にある四角い電源ボタンを押しましょう。

RAVPower RP-PB125 ポート
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欲を言うならUSB Type-Cポートも欲しかった!

4つのインジケーターの点灯数によって残容量を示します。

RAVPower RP-PB125 インジケーター
インジケーター点灯の残容量目安

は点灯、は点滅を表します

  • ●●●:25%
  • ●●:26 – 50%
  • ●●●:51 – 75%
  • ●●●:76 – 100%
  • ●●●●:100%

RAVPower RP-PB125」のサイズは79 × 79 mmです。

RAVPower RP-PB125 サイズ

厚さは27 mm

RAVPower RP-PB125 厚さ

モバイルバッテリー本体の重さは184 gでした。

RAVPower RP-PB125 重さ

RAVPower RP-PB125」にはUSB-Aポートが2つあり、同時に充電することができます。

RAVPower RP-PB125 同時充電

各ポートの最大出力は5V 2.4A、2ポート合計の最大出力は5V 3Aとなります。

そして「RAVPower RP-PB125」には“iSmart2.0”という機能が搭載されています。

RAVPower RP-PB125 iSmart2.0
USB-Aポート下に「smart」の文字
MEMO

“iSmart2.0”とはRAVPower独自の急速充電・自動判別システム。

接続したスマホやケーブルを自動的に判別し、最適な電流を提供することで無駄のない効率的な充電が可能になります。

“iSmart2.0”のスマート機能
  • 出力自動配分機能:複数機器を接続した場合、各機器を最適な出力で同時に急速充電が可能
  • 電流自動判別機能:接続機器を自動検知し、最大2.4Aで適切な電流を出力
  • 電圧自動補償機能:ケーブル抵抗を検知し、出力電圧を自動的に調整

USB-AポートからLightningケーブルでiPhone 11 Proを充電したときの電流値を計測(1.637A)してみました。

一般的にスマホの急速充電に必要な電流値は1.0A以上ですので、急速充電ができていることがわかります。

RAVPower RP-PB125 電流値
8.25Wの出力を確認

ちなみに各端末の急速充電に必要な電流値の目安は以下になりますので、ご参考まで!

急速充電に必要な電流値目安
  • フィーチャーフォン:0.5A
  • スマートフォン:1.0A
  • タブレット:1.5A

さらにもう1つのUSB-AポートにiPhone5Sという古めのスマホを接続して、同時に充電してみました。

電流値は0.947Aで4.81Wの出力、ということでiPhone 11 Proとは明らかに異なる結果となっています。

RAVPower RP-PB125 電流値
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“iSmart2.0”が機能して、各端末に最適な電流を提供できているということですね!

ちなみにiPhone 11 Proは1時間(60分)で50%の充電ができていることを確認しました。

単純計算ですが、2時間(120分)で100%フル充電という計算になります。

RAVPower RP-PB125 充電

さらに「RAVPower RP-PB125」はワイヤレスイヤホンの充電にも対応しています。

低電力モード」を使えば、通常のモバイルバッテリーでは充電できないことが多いワイヤレスイヤホンも充電することが可能です。

RAVPower RP-PB125 ワイヤレスイヤホン充電
TaoTronicsのワイヤレスイヤホン「SoundLiberty 77」を充電
SoundLiberty 77レビューはこちら 【TaoTronics SoundLiberty 77 レビュー】充電ケース付き防水性能IPX7左右同時伝送対応ワイヤレスイヤホン
低電力モードへの切替方法

電源ボタンを約4秒ほど長押しすると、低電流モードへ切り替わります。

低電流モードでは他のデバイスに充電できなくなるので、充電完了後は再度電源ボタンを4秒ほどを押して通常のモードに戻す必要があります。

ちなみに低電力モードで電流値を測定してみたところ、0.37Aと明らかに低い値の出力を計測することができました。

RAVPower RP-PB125 電流値
約1.9Wの出力
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持ち運ぶことが多いワイヤレスイヤホンも充電できるのは便利ですね♪

最後に「RAVPower RP-PB125」本体の充電方法について。

折りたたみ式のプラグがあるので、それをコンセントに挿すだけで充電できます。

RAVPower RP-PB125 コンセント充電

もう1つは入力用のUSB Micro Bポートがあるのでそこのケーブルを接続するという方法。

出先でコンセントが確保できずPCのUSBポートしかない、というときに便利です。

RAVPower RP-PB125 USB充電

充電時には正面のインジケーターが点灯・点滅し、充電状況を示してくれます。

RAVPower RP-PB125 インジケーター点灯・点滅
RAVPower RP-PB125レビューはこちら 【RAVPower RP-PB125 レビュー】ACコンセントとモバイルバッテリーが一体となった1台2役のハイブリッド型モバイルバッテリー

cheero Power Mountain mini 30000mAh

ティ・アール・エイ社の「cheero Power Mountain mini 30000mAh」は、最大4台同時充電可能な容量30000mAhのモバイルバッテリーです。

cheero Power Mountain mini 30000mAh

PD対応USBアダプタ(60W)を使用した場合、バッテリー本体は約2時間半でフルチャージ、超急速充電を実現しています。

cheero Power Mountain mini 30000mAh 超急速充電
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例えばMacbook Pro 13インチなら1時間で72%まで充電できます!

バッテリー容量も通常のモバイルバッテリーを遥かに上回る30000mAhという大容量。

cheero Power Mountain mini 30000mAh 大容量
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iPhone 11 Proなら約6.8回フル充電できます!

MEMO

「モバイルバッテリーの容量 × 変換ロス(0.7) ÷ iPhone 11 Proの容量」で計算しています。

30000mAh × 0.7 ÷ 3046mAh = 約6.8回

同梱物として以下のものが入っています。

cheero Power Mountain mini 30000mAh 同梱物
CHE-111の同梱物
  • モバイルバッテリー本体
  • デバイススタンド
  • 防滴カバー
  • 本体充電用USB-C USB-Cケーブル
  • 取扱説明書/保証書(1年保証)

外装は黒一色でマットな仕上がり、名前のとおり山を思わせるおにぎり型でシンプルなデザインです。

cheero Power Mountain mini 30000mAh 外装

片面は何もなくまっさら。

cheero Power Mountain mini 30000mAh 片面

もう片面には、Qi認証ワイヤレス充電のロゴと円が描かれています。

cheero Power Mountain mini 30000mAh Qiワイヤレス充電

正面にはUSB Type-Cポートが1つ、USB Type-Aポートが2つあります。

バッテリー残容量を確認したいときは、上部にある三角形の電源ボタンを押しましょう。

cheero Power Mountain mini 30000mAh 各種ポート

中央にあるインジケーターが残容量を示します。

cheero Power Mountain mini 30000mAh インジケーター
スマホで撮ると字が欠ける…
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1%きざみで表示されるので、バッテリー残容量を正確に把握できますね。

cheero Power Mountain mini 30000mAh」のサイズは85 × 105 mmです。

cheero Power Mountain mini 30000mAh サイズ

高さは75 mm

cheero Power Mountain mini 30000mAh 高さ

デバイススタンドのサイズは95 × 97 mmでした。

cheero Power Mountain mini 30000mAh デバイススタンドサイズ

モバイルバッテリー本体の重さは600 g

cheero Power Mountain mini 30000mAh 重さ

デバイススタンドを取り付けると620 g(デバイススタンドが20 g)。

cheero Power Mountain mini 30000mAh デバイススタンドあり重さ
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手に持つとズッシリと重い印象を受けます。

持ち運ぶこともあると思うので、ケーブルの重さも量ってみました。

USB Type-C to Cケーブルの重さは30 g

cheero Power Mountain mini 30000mAh ケーブル重さ

cheero Power Mountain mini 30000mAh」はUSB Type-Cが1ポート、Type-Aが2ポートあり、さらにQi認証ワイヤレス充電もあわせると4台同時に充電することができます。

cheero Power Mountain mini 30000mAh 4台同時充電
ポートごとの機能
  • 出力1(Type-C):Power Delivery 60W 搭載
  • 出力2(Type-A):Auto-IC 搭載

Type-Cポートには「Power Delivery」が搭載されています。

Power Delivery高速充電の場合、iPhone Xなら45分間で75%充電iPad Pro(2018)なら130分間でフル充電することができます。

cheero Power Mountain mini 30000mAh PD
Power Deliveryとは

Power Delivery(以下PD)とはUSBケーブルを利用して最大100Wまでの受給電を可能にするUSB電力拡張規格です。

従来、USB 2.0は2.5W、USB 3.0では4.5Wまでの電力供給が可能でした。

PDでは従来対応できなかったタブレットやノートPCなどへの受給電が可能となり、対応機器が大幅に拡大します。

さらに、モバイル機器への急速充電(充電時間の短縮)も可能となります。

出典:USB Power Deliveryとは?

Power Delivdery対応アダプタを使えば、もちろんこの「cheero Power Mountain mini 30000mAh」本体を急速充電することもできます。

cheero Power Mountain mini 30000mAh 充電

充電中はこのようにインジケーターの数字が点灯するので、今どのくらい充電できているのかがわかりやすい。

cheero Power Mountain mini 30000mAh インジケーター点灯

手元にあったPD45Wの充電器を使ってみたところ、約43W出力されていることを確認できました。

cheero Power Mountain mini 30000mAh 電流値計測
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PD60Wなら、なんと2時間半でフル充電できます!

2つのType-Aポートには「Auto IC 機能」が搭載されています。

cheero Power Mountain mini 30000mAh Auto IC機能
Auto-IC 機能とは

接続されたデバイスを自動で認識し、機器ごとに最適な電流(最大2.4A)を流すので、どんな機器でも急速に充電することができます。

Type-Aポート、Type-Cポート、ワイヤレス充電でスマホ(iPhone 11 Pro)を充電し、電流値と充電までにかかった時間を計測してみました。

  電流値(A) 電力値(W) 充電50% 充電100%
Type-Aポート 1.41A 7.1W 70分(1時間10分) 140分(2時間20分)
Type-Cポート 2.40A 21.6W 60分(1時間) 120分(2時間)
Qi認証ワイヤレス充電 5.0A 5W 100分(1時間40分) 200分(3時間20分)

一般的にスマホの急速充電に必要な電流値は1.0A以上ですので、有線であれば急速充電ができていることがわかります。

ちなみに各端末の急速充電に必要な電流値の目安は以下になりますので、ご参考まで!

急速充電に必要な電流値目安
  • フィーチャーフォン:0.5A
  • スマートフォン:1.0A
  • タブレット:1.5A
https://gadgerba.jp/wp-content/uploads/2020/06/itsuki_icon_new.jpgイツキ

便利なワイヤレス充電は少し遅いので、時間を気にしないときや就寝時に使いましょう!

もう1つ特徴的な機能として「cheero Power Mountain mini 30000mAh」にはLEDライトがついています。

三角形の電源ボタンをすばやく2回押すことで点灯します。

cheero Power Mountain mini 30000mAh LEDライト
消すときもすばやく2回押します

写真では伝わりづらいかもしれませんが、真っ暗な部屋の中でも字が読めるくらい明るいです。

cheero Power Mountain mini 30000mAh 字が読める
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アウトドアや災害時でも使える優れもの♪

cheero Power Mountain mini 30000mAhレビューはこちら 【cheero Power Mountain mini 30000mAh レビュー】超大容量でQi認証ワイヤレス充電も使えてLEDライトも付いたおにぎり型モバイルバッテリー【CHE-111】

SuperMobileCharger

CIO社の「SuperMobileCharger」は、ACコンセントとモバイルバッテリーが一体となり、Qi認証ワイヤレス充電もできる1台3役のハイブリッド型モバイルバッテリーです。

SuperMobileCharger

8000mAhのバッテリーを内蔵しており、一般的なスマホを1回以上フル充電することができます。

SuperMobileCharger 8000mAh
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iPhone 11 Proなら約1.8回分の充電が可能です!

MEMO

「モバイルバッテリーの容量 × 変換ロス(0.7) ÷ iPhone 11 Proの容量」で計算しています。

8000mAh × 0.7 ÷ 3046mAh = 約1.8回

同梱物として以下のものが入っています。

SuperMobileCharger 同梱物
SuperMobileChargerの同梱物
  • SuperMobileCharger本体
  • 製品説明書

外装はマットなブラック、シンプルで使いやすいデザインです。

SuperMobileCharger 外装

裏面にはCIOのロゴ。

SuperMobileCharger 外装裏面

CIO社は多くのモバイルバッテリーやACアダプター、IoT製品を取り扱っています。

SuperMobileCharger CIOロゴ

正面にはUSB Type-Cポートが1つ、USB Type-Aポートが1つあります。

バッテリー残容量を確認したいときは、下の方にある丸い電源ボタンを押しましょう。

SuperMobileCharger 各種ポート

インジケーターが点灯し、数字で残容量を示します。

SuperMobileCharger インジケーター
スマホで撮ると文字が欠ける…
電源ボタンの機能
  • 1回押す:電源ON&ディスプレイ表示
  • 長押し:電源OFF

電源を入れて30秒放置状態で自動的に電源がOFFになります。

SuperMobileCharger」のサイズは81 × 82 mmです。

SuperMobileCharger サイズ

厚さは28 mm

SuperMobileCharger 厚さ

モバイルバッテリー本体の重さは245 gでした。

SuperMobileCharger 重さ

SuperMobileCharger」はUSB Type-CとType-Aの2ポートあり、同時に充電することができます。

SuperMobileCharger USBポート
ポートごとの機能
  • USB Type-C:PD3.0、QC4 18W
  • USB Type-A:QC4 18W または 5V / 2.4A

QiまたはUSB-Aポートと同時に充電する場合は、最大5V / 3Aとなります。

Type-Cポートには「Power Delivery 3.0」「QuickCharge 4」が搭載されています。

Power Deliveryとは

Power Delivery(以下PD)とはUSBケーブルを利用して最大100Wまでの受給電を可能にするUSB電力拡張規格です。

従来、USB 2.0は2.5W、USB 3.0では4.5Wまでの電力供給が可能でした。

PDでは従来対応できなかったタブレットやノートPCなどへの受給電が可能となり、対応機器が大幅に拡大します。

さらに、モバイル機器への急速充電(充電時間の短縮)も可能となります。

出典:USB Power Deliveryとは?

QuickChargeとは

Quick Charge(クイックチャージ)とは、米国Qualcomm社が開発したスマートフォン・タブレットを高速で充電できる規格です。

通常のUSB充電では5V電圧を使用しますが、それよりも大きい電圧を使って充電できるので、急速充電が可能となります。

USB-AポートからLightningケーブルでiPhone 11 Proを充電したときの電流値を計測(1.701A)してみました。

一般的にスマホの急速充電に必要な電流値は1.0A以上ですので、急速充電ができていることがわかります。

SuperMobileCharger 電流値
8.724Wの出力

ちなみに各端末の急速充電に必要な電流値の目安は以下になりますので、ご参考まで!

急速充電に必要な電流値目安
  • フィーチャーフォン:0.5A
  • スマートフォン:1.0A
  • タブレット:1.5A

次にUSB-Cでも同様にiPhone 11 Proを充電して計測。

電流値は1.97Aで約18Wの出力、ということでUSB-Aと比べて明らかに高い数値で充電できています。

SuperMobileCharger 電流値

ちなみにiPhone 11 Proは1時間(60分)で50%の充電ができていることを確認しました。

単純計算ですが、2時間(120分)で100%フル充電という計算になります。

SuperMobileCharger 充電

さらに「SuperMobileCharger」はQi認証ワイヤレス充電にも対応しています。

SuperMobileCharger Qi認証ワイヤレス充電

充電中はバッテリー残量を示すインジケーターが光り、ランプが赤く点灯します。

SuperMobileCharger ランプ点灯
ランプ色の意味
  • 充電中:
  • 待機中:

最後に「SuperMobileCharger」本体の充電方法について。

折りたたみ式のプラグがあるので、それをコンセントに挿すだけで充電できます。

SuperMobileCharger コンセントから充電

プラグはしっかりと折りたたまれて固いので、取り出すときに指を怪我しないように注意しましょう。

SuperMobileCharger 折りたたみ式プラグ

もう1つはUSB Type-Cポートにケーブルを接続するという方法。

出先でコンセントが確保できずPCのUSBポートしかない、というときに便利です。

SuperMobileCharger USBポートから充電

充電時には正面のインジケーターが点灯・点滅し、充電状況を示してくれます。

SuperMobileCharger インジケーター点灯点滅
SuperMobileChargerレビューはこちら 【SuperMobileCharger レビュー】ACコンセント、モバイルバッテリー、Qi認証ワイヤレス充電が一体となったPD対応1台3役のモバイルバッテリー

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046

サンワサプライ社の「サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046」は、大容量231Whで4種類の出力に対応し、アウトドアや防災に使えるポータブル電源です。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046

バッテリー容量は驚異の231Wh(3.7V換算で62400mAh)で、通常のモバイルバッテリーをはるかに上回る大容量。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 大容量
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iPhone 11 Proなら約14回フル充電できます!

MEMO

「モバイルバッテリーの容量 × 変換ロス(0.7) ÷ iPhone 11 Proの容量」で計算しています。

62400mAh × 0.7 ÷ 3046mAh = 約14回

BMSMCUを二重で搭載することで、過充電やショートなどから製品を保護し安全に使用できます。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 BMSとMCU
MEMO

BMS:バッテリーマネジメントシステム

MCU:バッテリーコントロールシステム

同梱物として以下のものが入っています。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 同梱物
700-BTL046の同梱物
  • モバイルバッテリー本体
  • 専用ACアダプタ
  • 取扱説明書(保証書付)

外装は黒一色でマットな仕上がり、金属製で触れるとひんやりしています。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 外装

本体上部にはハンドルが取り付けられているので、持ち運ぶ時に便利です。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 ハンドル

底面はこんな感じ。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 底面

四隅にゴム製の脚が貼られており、滑りにくくなっています。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 ゴム足

側面には冷却のための通気孔があります。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 通気孔

背面にはDC入力端子冷却ファンがあります。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 冷却ファン
高温時冷却FAN機能

本体内部の温度が上昇するとファンが自動で動作し、本体内部を冷却することでオーバーヒートを防ぎます。

正面には以下のポートがあります。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 正面
700-BTL046のポート
  • シガー出力ポート × 1
  • USB Type-Cポート × 1
  • USB Type-Aポート × 3
  • AC出力ポート × 1
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シガー出力ポートとAC出力ポートには、ホコリから守る保護カバーが付いています!

各ポートの上には出力スイッチがあります。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 出力スイッチ
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各ポートから電力を出力するときは、接続した後に出力スイッチを押しましょう!

左側にあるシガー出力ポートのフタを開けたところ。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 シガー出力ポート

中央にはUSB Type-CType-Aのポートが縦に並びます。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 USBポート

右側にあるAC出力ポートのフタを開けたところ。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 AC出力ポート
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おなじみのコンセントですね。

正面上部には表示パネルがついています。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 表示パネル

各アイコンの意味は以下になります。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 表示パネルアイコン
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細かく表示され、状態がわかりやすいのですごく便利です!

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046」のサイズは138 × 223 mmです。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 サイズ

高さは116 mm

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 高さ

ACアダプタのサイズは53 × 73mmです。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 ACアダプタサイズ

厚さは35 mm

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 ACアダプタ厚さ
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一般的なモバイルバッテリーと比べるともちろん大きいですが、思ったよりとんでもないサイズではない、という印象です。

モバイルバッテリー本体の重さは3.2 kg

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 重さ
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体重計で量りました笑。

ACアダプタの重さは161 gでした。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 ACアダプタ重さ

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046」は4つの出力方法に対応しています。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 4つの出力方法

シガーソケット出力を使えば、車のエンジンをかけずに機器を使うことができます。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 シガーソケット出力

そして本製品の特徴はなんと言ってもACコンセント出力

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 ACコンセント出力

消費電力100W以下の機器を使用することができます。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 100W以下の機器

いろいろな機器をACコンセントに繋げて試してみました。

まずはノートPC

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 ノートPC

「電源に接続」と表示されているのがわかります。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 ノートPC電源に接続

電気スタンドもこのとおりバッチリです。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 電気スタンド

ラジオを搭載した置き時計も普通に動作します。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 置き時計

どでかい空気清浄機だってもちろん使えます。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 空気清浄機

ただし、消費電力100W以下でも使用できない機器もありますのでご注意ください。

使用できない機器
  • 医療機器またはそれに類する機器
  • 社会的、公共的に重要なシステム、またこれらに準じる機器
  • 正確な電圧、周波数を必要とする機器(タイマー、計測器など)
  • PFC回路搭載機器
  • 電子コントロールを利用している機器(電子コントロール毛布など)
  • 起動電力の大きな機器、負荷変動の大きい機器
  • インバーター方式、ラピッドスタート方式の蛍光灯
  • 冷蔵庫、電動工具などのモーターを使用したものや一部テレビなど
  • その他、仕様や構造によって利用できない機器

そしてACコンセント出力は「正弦波せいげんは」に対応しています。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 正弦波対応
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「正弦波」なら接続した機器が故障するリスクが低く、安心して使えます!

ACコンセント出力を上手く利用すれば、手持ちのUSB充電器を使うことでさらに多くのスマホやタブレットを充電することもできます、

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 AC接続でスマホ充電
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本製品のUSBポートは4つなので、それ以上の台数を同時に充電したいときに便利ですね♪

USB Type-Cポートは「Power Delivery」に対応しています。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 PD対応
Power Deliveryとは

Power Delivery(以下PD)とはUSBケーブルを利用して最大100Wまでの受給電を可能にするUSB電力拡張規格です。

従来、USB 2.0は2.5W、USB 3.0では4.5Wまでの電力供給が可能でした。

PDでは従来対応できなかったタブレットやノートPCなどへの受給電が可能となり、対応機器が大幅に拡大します。

さらに、モバイル機器への急速充電(充電時間の短縮)も可能となります。

出典:USB Power Deliveryとは?

Power Delivdery対応アダプタを使えば、もちろんこの「サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046」本体を急速充電することもできます。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 USB-C充電

こちらは専用ACアダプタで充電している様子。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 ACアダプタ充電
フル充電にかかる時間は約8時間

充電中はこのように表示パネルの電池残量表示が点灯するので、今どのくらい充電できているのかがわかりやすい。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 電池残量点灯
電池残量の目安
  • 1灯点滅:10%以下
  • 1灯点灯:20%以下
  • 2灯点灯:20%以上
  • 3灯点灯:40%以上
  • 4灯点灯:60%以上
  • 5灯点灯:80%以上

手元にあったPD45Wの充電器を使ってみたところ、約42W出力されていることを確認できました。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 PD出力
https://gadgerba.jp/wp-content/uploads/2020/06/itsuki_odoroki_icon_new.jpgイツキ

PD60Wなら、なんと5時間でフル充電できます!

3つのType-Aポートは、複数台の機器を同時に充電することができます。

サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 USB-Aポート
注意

USB Type-Aポート使用中にAC出力ポートは使用できません!

Type-Aポート、Type-Cポートでスマホ(iPhone 11 Pro)を充電し、電流値と充電までにかかった時間を計測してみました。

電流値と充電時間
  • Type-C:8.8V、2.5A、22W、1時間で70%充電
  • Type-A:5.2V、1.25A、6.5W、1時間で50%充電

一般的にスマホの急速充電に必要な電流値は1.0A以上ですので、急速充電ができていることがわかります。

ちなみに各端末の急速充電に必要な電流値の目安は以下になりますので、ご参考まで!

急速充電に必要な電流値目安
  • フィーチャーフォン:0.5A
  • スマートフォン:1.0A
  • タブレット:1.5A
サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046レビューはこちら 【サンワダイレクト ポータブル電源 700-BTL046 レビュー】災害時やアウトドアで大活躍!4つの出力方法に対応した62400mAh大容量モバイルバッテリー

おすすめの多機能モバイルバッテリーまとめ

本記事では「【2024年】おすすめの多機能モバイルバッテリー4選」について書きました。

今回は特に多彩な充電機能が搭載されたモバイルバッテリーを4つご紹介しました。

日常使いはもちろん、防災やアウトドアでも活躍できるモバイルバッテリーを選べば活躍のシーンが増えること間違いなし。

複数買っておいて用途によって使いわける方法もおすすめなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

モバイルは左スライドで全表示
製品名 サイズ 重量 バッテリー容量 USBポート 最大出力W数 Qi対応 その他機能
RAVPower RP-PB125
79 × 79 × 27 (mm) 184 g 6700mAh USB-A × 2 15W なし ACコンセント
cheero Power Mountain mini 30000mAh
85 × 105 × 75 (mm) 600 g 30000mAh USB-A × 2
USB-C × 1
60W あり LEDライト
SuperMobileCharger
81 × 82 × 28 (mm) 245 g 8000mAh USB-A × 1
USB-C × 1
18W あり ACコンセント
700-BTL046
138 × 223 × 116 (mm) 3.2 kg 62400mAh USB-A × 3
USB-C × 1
60W なし AC出力
シガー出力