この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
こんにちは、一応キーボードを打つことで飯を食ってるイツキ(@saigalog)です。
今まで“沼にハマるのが怖い”という理由で高級キーボードを避けてきましたが、PFUの「HHKB Professional HYBRID Type-S」に出会ってから人生が一変。
今ではブログやYouTubeを見漁り、寝ても覚めてもキーボードのことばかりを考えている毎日です。
もっと他のキーボードを使ってみたい、しかし静電容量無接点方式のものは高くて手を出しにくい…。
そんなジレンマを感じているとき、彗星のごとく現れたのが今回レビューする「NiZ X99」です。
“NiZ”と言えば今やRealForceやHHKBと並ぶ静電容量無接点キーボードのブランドですが、リーズナブルかつ至高の打鍵感が何よりの特徴。
「X99」もその例に漏れず、最高の打鍵感に加えてテンキーありでもコンパクトなサイズ感に仕上がっています。
Cherry MX互換の軸はカスタマイズ性が高く、キーマップ変更ツールを使えばおおさげではなく何でもできてしまう拡張性。
本記事ではそんな打鍵感とカスタマイズ性に優れた静電容量無接点キーボード「NiZ X99」について、詳しくレビューしていきます!
※この記事はメーカー様より製品をご提供いただき、作成しております。
「NiZ X99」の外箱は、ダンボール素材でシンプルなデザインです。
裏面にはQRコードとURLが記載されています。
同梱物として以下のものが入っています。
- NiZ X99キーボード本体
- USB Type-C to Aケーブル
- キートップ引き抜き工具
- 10 g荷重調整用スプリング
- Mac用キートップ
- 予備部品
- キースイッチキーホルダー
USB Type-C to Aケーブルの長さは約180 cmです。
キートップ引き抜き工具は金属製です。
荷重調整用スプリングをキートップの中に入れることで、キー荷重を35 g → 45 gに変更できます。
Mac用のキートップは4種類付属しています。
予備用部品は該当箇所が破損した場合などに交換できます。
キースイッチキーホルダーはおまけで、これがあればどこでもNiZの打鍵感を楽しめます。
AKEEYOの「NiZ X99」は、カスタマイズ性が高くテンキーありでもコンパクトな打鍵感に優れた静電容量無接点キーボードです。
本体のスペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示製品名 | NiZ X99 |
本体サイズ | 136 × 380 × 37 (mm) |
重さ | 982 g |
インターフェース | USB Type-C |
機能 | APC機能、キーマップ変更、Nキーロールオーバー |
キー数 | US配列99キー |
キー仕様 | 静電容量無接点方式、押下圧35 g |
サポートOS | Windows、MacOS、Android、Linux |
キーキャップの素材 | PBT |
キーキャップのプロファイル | OEM |
外観
「NiZ X99」の外観は白を基調としたシンプルなデザインで、99キーの静電容量無接点キーボードです。
静電容量無接点方式とは、バネ内の静電容量の変化でキー押下を認識する耐久性に優れたスイッチです。
左右をそれぞれ寄りで見るとこんな感じで、テンキーありですが通常のキーボードよりコンパクトになっています。
ESC、Enterの各キーは淡いピンクと青緑色で、キーボードのアクセントカラーになっています。
この配色が“ATMっぽい”という声もあるようですが、日常でATMを使わないので私はピンと来ませんでした笑。
最上段のF9~PgUpキーの下にはインジケーターがあります。
- F9下:有線モデルでは未使用
- F10下:有線モデルでは未使用
- F11下:有線モデルでは未使用
- F12下:Win/Mac状態確認
- Del下:M program状態表示
- Home下:Num状態表示
- End下:CapsLock状態表示
- PgUp下:ScrLock状態表示
押下圧は35 gで、軽く快適な打鍵感が特徴です。
キートップを外すとこんな感じで、荷重調整用スプリングを入れることで荷重調整できます。
Cherry MX互換軸なので、市販やハンドメイド製のキートップにつけかえてカスタマイズできます。
他社の静電容量無接点方式キーボードである「RealForce」や「HHKB」の軸は互換性が低いので、「NiZ X99」はカスタマイズ面で大きなアドバンテージがありますね!
手前側面はこんな感じで、スペースキーには「NiZ plum」のロゴが刻印されています。
左右側面はそれぞれこんな感じ。
底面はシンプルで、中央にはModel Noやシリアル番号が記載されたラベルが貼られています。
左右上部には角度調整用のスタンドとゴム脚、左右下部にもゴム脚が貼られています。
スタンドは二段階で角度調整が可能です。
底面中央のラベル上にはUSB Type-Cポートがあり、付属のUSBケーブルを接続します。
最上部に配線用の溝があるので、そこに沿わせることで左右にスッキリとケーブルを流せます。
白とグレーのツートーンカラーで少し業務用PCっぽい雰囲気がありつつ、パステルカラーが柔らかい雰囲気を出している「NiZ X99」のデザインを気に入っています。
「HHKB Professional HYBRID Type-S」用に買ったリストレストはさすがに小さすぎたので、ちょうどいいサイズのものを新調する予定です。
下の360度回転画像は、左右にスワイプ(ドラッグ)することで製品を回転させて見られます。
サイズ・重量
「NiZ X99」のサイズは136 × 380 mmです。
高さは37 mm。
スマホ(iPhone 13 Pro)と比較するとこんな感じのサイズ感。
手に持つとズッシリと感じ、コンパクトではありますがこれを持ち歩くのは少し厳しい印象です。
重さは982 gでした。
機能
“キーマップ変更ツール”を使うことで「NiZ X99」のカスタマイズの幅がさらに広がります!
右上のボタンで通常配列かFn配列かを切り替えられます。
任意のキーをクリックするとKey Settingsが開き、入力キーの変更やマクロなどあらゆる設定を行えます。
基本的になんでもできちゃうので、極めたら完全オリジナルの自分好みのキーボードが完成します!
Fnキーと他のキーを組み合わせることで、様々な機能を使用できます。
- Fn+F8:キースイッチの反応位置を3段階で設定(APC機能)
- Fn+Ctrl(3秒長押し):左CtrlとCapsキーの切り替え
- Fn+Win/Mac(3秒長押し):Windows/Mac配列の切り替え
- Fn+ESC:すべてのキーのロック/アンロック
APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能はどの程度の深さでキーを押すと入力が反応するかを設定でき、2 mm、2.5 mm、3 mmの3段階から選択できます。
Windows配列とMac配列の切り替えも簡単で、キーを2つ入力するだけでOSを超えてシームレスに利用できます。
Nキーロールオーバー対応で、複数のキーをほぼ同時に押しても押された順番にすべての入力を認識してくれます。
8000Hz USBポーリングレートに対応し、キー押下のスキャン間隔が短くゲーミング用としても有利に使えます。
「NiZ X99」の打鍵音を動画にまとめてみました。
「ポコポコ」「コトコト」とした打鍵感がとても心地よく、思わず打ち続けてしまうような魅力の虜になってしまいます…。
本記事では「【NiZ X99 レビュー】至高の打鍵感は唯一無二!カスタマイズ性が高くテンキーありでもコンパクトな静電容量無接点キーボード」について書きました。
価格は2万円強と、他社の静電容量無接点キーボードと比べても破格の値段な本製品。
キーボード好きであれば迷わず買ってしまっても良いほどの魅力と機能が、この「NiZ X99」には詰まっています。
手頃な価格で打鍵感に優れた静電容量無接点キーボードをお探しの方は、ぜひ「NiZ X99」をチェックしてみてはいかがでしょうか。