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こんにちは、回線速度の限界を決めつけていたイツキ(@saigalog)です。
わが家では楽天ひかりのインターネット回線を利用しており、ルーターはTP-Link社のもので大体200~300Mbpsくらいが安定した速度として出ていました。
環境としてまったく快適で何不自由なくネット生活を送っていましたが、スマホを「iPhone 15 Pro」にしたことで“Wi-Fi6E”の存在を知ることに。
今回レビューするTP-Linkの「Deco XE75」は、Wi-Fi6Eに対応したトライバンドルーターです。
トライバンドとはつまり、今までの2.4/5GHzバンドに加えて6GHzバンドが使えるようになったということ。
これに「iPhone 15 Pro」を接続して計測したところ、今まで経験したことのない驚くべき数字を目の当たりに。
本記事ではそんな「TP-Link Deco XE75」について、製品の詳細や検証した回線速度の実測値など詳しくレビューしていきます!
メッシュとは「網の目」、つまり網目状にWi-Fi(無線LAN)を張り巡らせることを指します。
無線LANの弱点である「距離・障害物があると電波が弱くなる」「複数台の端末を接続するとパフォーマンスが落ちる」を解決するのがメッシュWi-Fiです。
※この記事はメーカー様より製品をご提供いただき、作成しております。
「TP-Link Deco XE75」の外箱は、白と青基調でシンプルなデザイン。
裏面には機能説明の記載があり、とてもわかりやすくなっています。
同梱物として以下のものが入っています。
- ルーター本体 × 2
- 電源アダプター × 2
- LANケーブル
- カンタン設定ガイド
付属のLANケーブルの長さは約120 cm。
電源アダプターの長さは約140 cm。
電源アダプターには仕様が記載されています。
TP-Linkの「Deco XE75」は、かんたん設置で理想の環境構築ができるトライバンドメッシュWi-Fi6Eルーターです。
本体のスペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示製品名 | TP-Link Deco XE75 |
本体サイズ | 直径100 mm、高さ167 mm ※実測値 |
重さ | 503 g ※実測値 |
規格 | Wi-Fi 6E IEEE 802.11ax(6GHz) IEEE 802.11ax/ac/n/a(5GHz) IEEE 802.11ax/n/b/g(2.4GHz) |
Wi-Fi速度 | AXE5400 6GHz:2402Mbps(802.11ax, HE160) 5GHz:2402Mbps(802.11ax, HE160) 2.4GHz:574Mbps(802.11ax) |
Wi-Fi範囲 | TP-Linkメッシュテクノロジー AIメッシュ ハイゲインアンテナ×4(内蔵) トライバンド ビームフォーミング |
Wi-Fi性能 | トライバンド 2×2 MU-MIMO OFDMA 6ストリーム |
動作モード | ルーターモード ブリッジモード |
有線ポート | ギガビットポート×3(各Decoユニット) *WAN/LAN自動判別 |
Wi-Fi暗号化 | WPA-Personal WPA2-Personal WPA3-Personal |
ネットワークセキュリティ | SPIファイアウォール アクセスコントロール HomeShieldセキュリティ リアルタイムIoT 保護 悪意のあるサイトのブロック 侵入防止システム DDoS攻撃の防止 ホームネットワークスキャナー |
ゲストネットワーク | 6GHzゲストネットワーク×1 5GHzゲストネットワーク×1 2.4GHzゲストネットワーク×1 |
サービスキット | HomeShield |
保護者による制限 | HomeShield保護者による制限 プロファイル作成 プロフェッショナルコンテンツフィルターライブラリ ファミリータイム 就寝時間 オフ時間 利用時間割り当て 家族のオンライン時間ランキング インターネット一時停止 週次・月次レポート |
WANタイプ | 動的 IP 静的IP PPPoE PPTP L2TP |
QoS | HomeShield QoS デバイスごとのQoS |
クラウドサービス | OTAファームウェアアップグレード TP-Link ID DDNS |
NAT転送 | ポート転送 UPnP |
IPTV | IGMPプロキシ IGMPスヌーピング ブリッジ タグVLAN |
DHCP | アドレス予約 DHCPクライアントリスト サーバー |
DDNS | TP-Link |
外観
「TP-Link Deco XE75」の外観は側面が白、天面が光沢のある黒で余計な装飾などはなくシンプルな円柱形が印象的なデザインです。
黒い天面には波のような凹凸加工されています。
側面はマットな質感です。
下部にdeco 6Eのロゴがプリントされています。
本体最下部にはLEDランプがあります。
- 黄色く点滅:再起動中
- 黄色く点灯:起動中
- 青く点滅:設定可能
- 青く点灯:設定完了
- 緑色/白く点滅:ファームウェアアップデート中
- 緑色/白く点灯:正常動作中
- 赤く点滅:1台目Decoと接続が切れている
- 赤く点灯:問題発生中
設定が完了し、問題なくインターネットに接続されていれば基本的には常時「緑」色に光っています。
底面はこんな感じで、円周を沿うように通気口があります。
中央にはSSIDと製品のカンタンな仕様が記載され、その上にはRESETボタンがあります。
電源アダプターとコンセントを繋いで使います。
背面にはWAN/LANポートが3つと電源ポートあります。
サイズ・重量
「TP-Link Deco XE75」の直径は100 mmです。
高さは167 mm。
サイズは実測値です。
スマホ(iPhone 15 Pro)と比較するとこんな感じのサイズ感。
手に持つとそれなりの大きさであることがわかります。
重さは503 gでした。
機能
「TP-Link Deco XE75」のAIメッシュWi-Fiは新規格のWi-Fi 6Eに対応し、ネットワーク環境を学習して各家庭にあった理想的なWi-Fiを提供します。
これまでの2.4GHzと5GHzに6GHzが加わり、トライバンドでさらに繋がりやすいWi-Fi環境を実現します。
新しく利用可能となった6GHzバンドが、これまで以上に高速・低遅延大容量なWi-Fi環境の扉を開きます。
Wi-Fi 6Eではこれまで以上に周波数帯域が利用可能となり、これまでのような重複や干渉の心配もありません。
「TP-Link Deco XE75」なら3パックで最大670㎥をカバー可能です。
6GHzバンドのおかげで、Decoユニット間のバックホールもより強力になります。
ARやVRの世界もより一層楽しめます。
最大接続数は200台となり、一度にたくさんのデバイスが接続してもWi-Fi環境は快適です。
HomeShieldは家庭のネットワーク全体を守ります。
かんたん管理や音声コントロールなど、手軽にコントロールできます。
スマホアプリで簡単セットアップし、快適に管理できます。
「TP-Link Deco XE75」を使う上で便利なアプリ「TP-Link Deco」が用意されています。
TP-Link Deco
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アプリのホーム画面では、Decoの状態やオンラインクライアントの数が表示されます。
「TP-Link Deco XE75」の名前やIPアドレス、接続中のクライアント(端末)といった情報を確認できます。
ネットワークの最適化ではチャンネル混雑状況などをワンタップで診断してくれます。
なんか繋がりが悪いな、と感じたらチャンネル混雑を分析して最適化するだけで解決することも!
スマートホームにも対応し、デバイスを追加すればDecoアプリで管理できるようになります。
その他、Wi-Fi設定やインターネット接続タイプなど細かい項目を管理・変更することができます。
- Decoラボ
- レポート
- ブロックリスト
- QoS
- Wi-Fi設定
- ゲストネットワーク
- IoTネットワーク
- WPS
- インターネット接続タイプ
- 詳細
- 接続通知
- 管理者
- LEDコントロール
- システム
実際の画面は以下のようになっています。
ルーターを選ぶ上で一番気になるのが通信速度ですよね。
実際に「TP-Link Deco XE75」でどのくらいの速度が出るのか計測してみました。
上記図は借り物のイラストなのでわが家の間取りとは違うのですが、イメージとして使っています。
まず「ルーター(TP-Link Deco XE75)」は、1階ダイニングとリビングのちょうど中間あたりに設置。
そしてもう1つの「ルーター(TP-Link Deco XE75)」は、2階の仕事部屋に設置しています。
そして計測したポイントは2つ。
ルーターから近い「1階 ダイニング」と、私が主に仕事部屋として使っている「2階 仕事部屋」。
2階建て木造家屋、4LDKという間取りになっています。
ちなみに回線は「楽天ひかり ファミリープラン」になります。
一般の個人宅で行った1つの検証結果ですので、環境やその他条件によって結果が大きく変わる可能性があることを予めご了承ください。
結果…
- 1台のみ:260 Mbps
- 2台設置:230 Mbps
結果…
- iPhone 11 Pro(1台のみ):279 Mbps
- iPhone 11 Pro(2台設置):160 Mbps
- iPhone 15 Pro(1台のみ):637 Mbps
- iPhone 15 Pro(2台設置):467 Mbps
結果…
- 1台のみ:240 Mbps
- 2台設置:190 Mbps
結果…
- iPhone 11 Pro(1台のみ):289 Mbps
- iPhone 11 Pro(2台設置):207 Mbps
- iPhone 15 Pro(1台のみ):543 Mbps
- iPhone 15 Pro(2台設置):332 Mbps
というわけで各条件での測定結果が出そろいました。
以下、PCとスマホそれぞれの速度を速い順に並べていますが、かなり興味深い結果となっています。
PCで速度が速かった順
- 1階 ダイニング(1台のみ):260 Mbps
- 2階 仕事部屋(1台のみ):240 Mbps
- 1階 ダイニング(2台設置):230 Mbps
- 2階 仕事部屋(2台設置):190 Mbps
スマホで速度が速かった順
- 1階 ダイニング iPhone 15 Pro(1台のみ):637 Mbps
- 2階 仕事部屋 iPhone 15 Pro(1台のみ):543 Mbps
- 1階 ダイニング iPhone 15 Pro(2台設置):467 Mbps
- 2階 仕事部屋 iPhone 15 Pro(2台設置):332 Mbps
- 2階 仕事部屋 iPhone 11 Pro(1台のみ):289 Mbps
- 1階 ダイニング iPhone 11 Pro(1台のみ):279 Mbps
- 2階 仕事部屋 iPhone 11 Pro(2台設置):207 Mbps
- 1階 ダイニング iPhone 11 Pro(2台設置):160 Mbps
PCではどこでも安定して200~260Mbpsくらいの速度が出ており、快適なWi-Fi環境が構築できていることがわかります。
iPhone 11 Proはこれまでの2.4GHz/5GHzへの接続、iPhone 15 Proでは6GHzへの接続で検証しましたがその差が数値として如実に現れる結果となりました。
もっとも速かったのが1台設置時の1階ダイニングでiPhone 15 Pro(6GHz)となり、その速度は脅威の637Mbps!
過去にどのWi-Fiルーターを使っても、だいたい200~300Mbpsくらいが限界だったのでこんなにも違いが出るものかと本当に驚きました。
2.4GHz/5GHzでも安定した速度が出ており、Wi-Fi6Eに対応した端末をお持ちの方は「TP-Link Deco XE75」をルーターとして導入するとさらに快適なWi-Fi環境を手に入れられるのは間違いないでしょう。
回線やルーターの性能だけでなく、帯域が違うと速度も変わると思い知らされる嬉しい結果となりました!
本記事では「【TP-Link Deco XE75 レビュー】回線速度の限界突破!かんたん設置で理想の環境構築ができるトライバンドメッシュWi-Fi6Eルーター」について書きました。
価格は2パックで3万円前後とリーズブルで、複数台設置もしやすいのが嬉しい点です。
Wi-Fi6E対応端末を使っている方で、管理しやすいWi-Fiルーターをお探しの方はぜひ「TP-Link Deco XE75」をチェックしてみてはいかがでしょうか。