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こんにちは、自宅のあらゆる家電のスマートホーム化を進めているイツキ(@saigalog)です。
一言に“スマートホーム化(IoT化)”と言ってもそのジャンルは多種多様で、適切なガジェットや家電を選ぶにはある程度の知識と経験が必要になります。
「スマートホームって最近よく耳にするし便利そうだから使ってみたい、けど…」
というように何から手を付けたらよいか迷っている方におすすめしたいのが、今回レビューするSONYの「マルチファンクションライト2」です。
名前のとおり、ベースとなるのは天井に取り付けるシーリングライト(照明器具)。
しかし本体に秘められた“マルチファンクション”なポテンシャルは伊達ではありません。
Bluetooth対応スピーカーを搭載し、無線でスマホなどのデバイスを接続して音楽再生ができます。
また各種センサーで室内の温度や湿度、明るさを24時間モニタリングし、専用のスマホアプリでいつでも確認できます。
アレクサやGoogleアシスタントといったスマートスピーカーと連携できるので、声による指示で照明のON/OFFはもちろんやテレビやエアコンといった家電も操作可能です。
本記事ではそんな取り付けるだけで自宅のスマートホーム化が一気に進むシーリングライト「マルチファンクションライト2」について、詳しくレビューしていきます!
※この記事はメーカー様より製品をご提供いただき、作成しております。
まず実際の使用感が気になる方も多いのではないでしょうか。
製品の詳細やスペックは後回しにするとして、使ってみて私が感じた素直な感想を述べていきたいと思います。
最初にデザイン性について。
ベースは白一色で統一されており、一般的な部屋のインテリアにマッチする汎用性の高いデザインです。
言われなければ普通のシーリングライトとの違いに気づかないかもしれません。
一方で照明器具のデザインにもこだわりたい、という方にとっては少し物足りない部分も。
わが家ではこれまで少し変わった形をした照明を使っていたのですが、変えた瞬間から2人の娘たちが口をそろえて「前のほうが良かった」と言っていました。
丸いとなんか変な感じ!
まぁこれは慣れや好みの問題が大きく影響しそうですね…。
続いて照明器具としての機能について。
やはりこの製品のベースは“ライト”になりますから、そこがおろそかになっては元も子もありません。
と言いつつ、心配はご無用。
常夜灯完備はもちろんのこと、明るさや色温度の調整までバッチリ。
付属のスマートコントローラーを使えば手元で自在に変更できるので、特に時間帯で明るさや色を変えたいリビングにはうってつけです。
色温度はいわゆる電球色から白色まで無段階調整できますが、特に白色をMAXにすると青みがかった蛍光灯のようにまでなるのには驚きました。
そして本製品の名前にもなっている“マルチファンクション”機能について。
すべての機能に触れるとあまりに数が多いのですが、本製品は主に以下のようなことができます。
- 音楽再生(Bluetooth、microSDカード)
- スマートスピーカーからの各種音声操作
- タイマー
- モニタリング(温度、湿度、照度)
- みまもり ※ハイエンドモデルのみ
- 呼びかけ ※ハイエンドモデルのみ
- 伝言 ※ハイエンドモデルのみ
まず音楽再生について。
スマホなどのデバイスをBluetooth接続して音楽を聴く、という使い方がもっともメインになるかと思います。
わが家ではこれまでテレビの音声出力と兼用していたBoseのサウンドバーがその役割を担ってくれていました。
「マルチファンクションライト2」を設置したことによって音楽用スピーカーとの住み分けができるようになり、快適度がさらに増したと実感しています。
またmicroSDカードに保存した音楽も再生できますが、スロットがユニット本体の上部にあるということで頻繁な曲の入れ替えは現実的ではないというのが正直な感想。
通年聴いているような鉄板のお気に入りソングをmicroSDカードに入れておく、というのがもっとも現実的かつメリットのある使い方になりそうです。
各種スマートスピーカーと連携できるのも本製品の最大とも言える特徴の1つです。
ちなみに本製品自体にはAIスピーカーは搭載されていないので、その点は十分注意してください。
私も最初誤解していました、音声操作したい場合は別途アレクサやGoogleアシスタントに対応したスマートスピーカーの購入が必要です。
スマートスピーカーと連携できるとどんなメリットがあるのか。
まず挙げられるのは、声による指示で照明のON/OFFや調光ができるという点でしょう。
わざわざ立ち上がって少し離れたリモコンを取りに行かなくても、座ったまま「アレクサ、電気をつけて」と言うだけ。
なんだそれだけか、と思うかもしれませんが一度使うとこの便利さはなかなかどうして病みつきになってしまいます。
また各社のテレビやエアコンに対応し「マルチファンクションライト2」が赤外線リモコンの役割となり、こちらも声による指示で各家電のON/OFFやチャンネル変更などの操作が可能になります。
実は“スマートコントローラー”と呼ばれるジャンルの製品はすでにあり、本製品ができることはその機能の一部である「テレビ&エアコン限定版」と考えるとイメージしやすくなるでしょう。
したがって、すでに自宅に「SwitchBotハブミニ」や「Nature Remo」といったスマートコントローラーを設置している方にとっては少し物足りなく感じる場面もあるかもしれません。
手軽にテレビやエアコンを音声操作できる、というのが「マルチファンクションライト2」の特徴であり最大の魅力です。
タイマー機能については最近の一般的な照明器具にも標準装備されるケースも増えてきましたが、スマホアプリで各シーンごとに細かく設定できるのがとても便利です。
一度セットさえしてしまえば、あとは意識することなく自分や家族の生活リズムに合わせて自動で照明がついたり通知してくれるので、日常に溶け込むIoTの利点を最大限に活かせます。
また温度や湿度、照度のモニタリング機能がこれ1台にまとまっていることについても高く評価できる点と言えるでしょう。
例えばそれぞれをモニタリングするガジェットを自分で揃えるとなると、他社製品ですが「SwitchBot温湿度計」「SwitchBot人感センサー」などを用意する必要があります。
製品の検討や購入にかかる手間、さらにそれぞれの製品の使い方を学ぶコストは少なくありません。
その点「マルチファンクションライト2」にはスマートホーム化に欲しい様々な機能が内包されているため、関連する知識があまりない方やオールインワンでいろんなことができる家電が欲しい方にとってうってつけとなること間違いなし。
これらを総合的に評価した上で「マルチファンクションライト2」がおすすめな人、またそうではない人をまとめると以下のようになります。
- 自宅のスマートホーム化に興味がある
- 調光できるシーリングライトが欲しい
- 場所を取らないBluetoothスピーカーが欲しい
- スマートスピーカーと連携して声で照明やテレビ、エアコンの操作がしたい
- 照明機能はもちろん、温度や湿度などをスマホアプリで確認したい
- IoT関連ガジェットを調べたり1つずつ買うのは大変なので、オールインワンでいろいろできる家電が欲しい
- 照明器具のデザインにこだわりたい
- スピーカーの音質にこだわりたい
- すでにスマートリモコンを持っている、または購入予定がある
- IoT関連のガジェットが好きで、1つ1つ自分でカスタマイズしたい
ライトユーザーに超おすすめの「マルチファンクションライト2」、ぜひ購入検討時の参考にしてみてください!
「マルチファンクションライト2」の外箱はダンボール素材でシンプルなデザインです。
箱のサイズは550 × 550 × 300 mmとそれなりに大きいので、開封は広い場所で行うことをおすすめします。
同梱物として以下のものが入っています。
- LEDシーリングライト本体
- アダプター
- セード
- マルチファンクションユニット本体
- スマートコントローラー
- 壁ホルダー
- 壁ホルダー取付用木ねじ × 2
- 単4形乾電池 × 2
- 各種取扱説明書
- 各種保証書
スマートコントローラーを壁掛けするための壁ホルダーが付属しています。
付属の木ねじ2つを使って壁などに固定します。
スマートコントローラーに入れる単4形乾電池は2本付属しています。
SONYの「マルチファンクションライト2」はスピーカーや各種センサーを搭載し、スマホアプリを完備したBluetooth&AIスピーカー対応のシーリングライトです。
「マルチファンクションライト2」にはスタンダードモデル(MFL-1100S)とハイエンドモデル(MFL-2100S)の2つのバリエーションが用意されています。
本記事でレビューしているのはスタンダードモデル(MFL-1100S)です。
本体のスペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示製品名 | マルチファンクションライト2 |
本体サイズ | アダプター:直径72 mm、高さ21 mm LEDシーリングライト:直径467mm、高さ65mm セード:直径523 mm、高さ78 mm マルチファンクションユニット:直径230 mm、高さ68 mm スマートコントローラー:200 × 50 × 21 mm |
重さ | アダプター:75 g マルチファンクションユニット:997 g LEDシーリングライト:1.65 kg セード:0.30 kg スマートコントローラー(電池込):92 g 壁ホルダー:28 g |
適用畳数 | 10畳相当 |
平均演色性指数 | Ra85 |
色温度 | 電球色(2800K)-白色(6600K) |
消費電力 | 39W(ユニット組み合わせ時最大56W)/1.3W |
通信方法 | IEEE 802.11 b/g/n 2.4GHz帯 |
セキュリティ | WEP 64 bit, WEP 128 bit, WPA/WPA2-PSK(AES),WPA/WPA2-PSK(TKIP) |
Bluetooth | Ver 5.0 対応コーデック:SBC、AAC、Qualcomm aptX audio / aptX Low Latency 対応プロファイル:A2DP、AVRCP |
メモリーカード | microSDカード:~2GB microSDHCカード:~32GB |
マイク形式 | エレクトレットコンデンサマイクロホン |
マイク指向特性 | 無指向 |
使用スピーカー | 直径46 mm(フルレンジ) |
エンクロージャー方式 | バスレフ方式 |
スピーカーアンプ最大出力 | 約5 W |
電源 | 専用12VDC |
外観
「マルチファンクションライト2」は大きくわけて5つのパーツで構成されています。
- アダプター
- LEDシーリングライト
- セード
- マルチファンクションユニット
- スマートコントローラー
アダプターは天井にある引掛シーリングに直接取り付けるパーツです。
側面にあるツメは中のレバーと動きが連動しています。
アダプターを引掛シーリングから取り外すときにレバーを外側に押し出して使います。
LEDシーリングライトのカラーも白で統一され、グルリと一周8角形状にLEDが貼られています。
天井に設置するとき、アダプターのコネクターとソケットをあわせます。
詳しい設置手順はこのあとの「機能」の項で解説しています!
裏面には角柱形の黒いスポンジが4つ貼られています。
このスポンジには天井の傷防止や滑り止めといった機能がありますので、誤って取ってしまわないように注意しましょう。
LEDの光をやわらげるセードはドーナツ型で、こちらも白一色に統一されています。
内側や側面はこんな感じ。
本製品の肝とも言えるマルチファンクションユニットは白と少しグレーがかったツートーンカラー。
裏面の中央にはWi-Fi接続するためのSSIDやパスワード、MACアドレスなどが記載されています。
ここに記載されているパスワード「00000000」は、スマホアプリで設定するときに使用するのでメモしておきましょう。
表面の上部には人感センサー(左)と動作表示ランプ(右)があります。
- 点灯(緑):起動準備中、初期化中
- 点灯(オレンジ):ユニット取り付け不良
- 点灯(青):無線LAN接続処理中
- 点灯(赤):エラーのため使用不可
- 点灯(白):モード動作中
- 点滅(青):初期設定待機中(5分間)
- 交互に点滅(緑・赤):ソフトウェア・アップデート中
側面はこんな感じで、上部にはmicroSDカードスロットがあります。
- microSDカード:2GBまで
- microSDHCカード:32GBまで
※microSDXCカードには対応していません。
microSDカードに保存された音楽データを再生できます♪
スマートコントローラーも白で統一されたシンプルなデザインです。
各種ボタンや操作の説明は以下を参照ください。
出典:Smart Contoller 取説 LGTAR-100
側面にあるスイッチでチャンネル1と2を切り替えられ、2台までの「マルチファンクションライト2」を操作できます。
裏面にある電池ぶたを外して、単4形乾電池を2本入れて使います。
付属の壁ホルダーを使って壁掛けすると便利です。
サイズ・重量
「マルチファンクションライト2」のアダプターの直径は72 mm、高さは21 mmです。
LEDシーリングライトの直径は467mm、高さは65mm。
セードの直径は523 mm、高さは78 mm。
マルチファンクションユニットの直径は230 mm、高さは68 mmです。
スマートコントローラーのサイズは200 × 50 × 21 mmでした。
重さはそれぞれ以下のようになっています。
- アダプター:75 g
- マルチファンクションユニット:997 g
- LEDシーリングライト:1.65 kg
- セード:0.30 kg
- スマートコントローラー(電池込):92 g
- 壁ホルダー:28 g
一式を天井に取り付けると合計で約3 kgの重さになります。
機能
設置作業前に安全のため、必ず壁スイッチを切っておきましょう。
スマホとBluetooth接続するときは、Bluetooth接続画面を開き「LGTG-210」を選び「接続済み」となれば完了です。
かんたんに接続できてすぐに音楽が聞けるようになります!
愛用しているBoseのサウンドバー「SoundTouch 300」と比較して、スピーカーの音質をチェックしてみました。
天井から音が降ってくる感覚が不思議で面白い!
Boseと比べると解像度に少し粗さは感じられるものの、音量も十分で低音の迫力も感じられる音質になっています。
スマホアプリと連携することで「マルチファンクションライト2」がさらに便利になります。
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アプリとの接続直後はこのようなソフトウェア更新が通知されることがありますので、画面の指示に従ってアップデートしましょう。
ホーム画面の右上にある「iマーク」をタップするとそれぞれの機能の説明書きが表示されます。
「照明を操作」をタップすると、スマホアプリ上で照明の明るさや色を調整できます。
「タイマーをセット」をタップすると“おはよう”や“おやすみ”、“温度”といった項目ごとに照明のON/OFFや通知のタイミングを設定できます。
「テレビを操作」「エアコンを操作」をタップすると、テレビとエアコンのリモコン操作をアプリ上で行なえます。
スタンダードモデル(MFL-1100S)は各家電の操作にライセンスの購入が必要です。
- テレビ:1,500円
- エアコン:2,500円
「SwitchBotハブミニ」や「Nature Remo」といったスマートコントローラーの簡易版(テレビ&エアコン限定版)を想像するとイメージしやすいです。
また温度や湿度、明るさを常にモニタリングしてくれるのでアプリ上で履歴を確認できます。
部屋の状態に異常はないか、という防犯にも役立つ機能です。
「ミュージック」ではイコライザやスピーカー音量を調整できます。
その他設定画面では、数多くの項目の設定や確認ができます。
アレクサやGoogleアシスタントといったスマートスピーカーと連携して、音声による各種操作も可能です。
- アレクサ、電気をつけて
- アレクサ、電気を消して
- アレクサ、電気を電球色にして
- アレクサ、テレビをつけて
- アレクサ、テレビを消して
- アレクサ、テレビを10チャンネルにして
- アレクサ、テレビの音量を10上げて
- アレクサ、エアコンをつけて
- アレクサ、エアコンを消して
Googleアシスタントではテレビの音声操作ができないのでご注意ください。
本記事では「【マルチファンクションライト2 レビュー】スマートホーム化の導入に最適!スマホアプリ完備のBluetooth&AIスピーカー対応シーリングライト」について書きました。
お部屋の天井にある引掛シーリングに設置するだけで、スマートホーム化を一気に進めることのできる本製品。
価格はスタンダードモデルが2万円台、ハイエンドモデルが4万円台と決してリーズナブルとは言えません。
しかし、それぞれの機能に対応したガジェット・家電類を1つずつ集める手間やコスト、安心の国産SONY製ということを考えると価格に見合った十分な価値があると言えます。
これから自宅のスマートホーム化を進めたい方や、IoT関連のガジェットや家電をスッキリとまとめたい方はぜひ「マルチファンクションライト2」をチェックしてみてはいかがでしょうか。