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こんにちは、毎日動画を見ない日はないイツキ(@saigalog)です。
YouTubeを始めとし、NetflixやPrime Videoなど現在はとても多くの動画配信サービスがそろっています。
しかし少し古めのTVではそもそもネット接続すらできないことも多く、大画面でこれらのサービスを楽しむことができません。
わが家のTVもそろそろスマートTV化して、YouTubeやNetflixを大画面で見たい…。
そんな方にうってつけの製品がAnkerの「Nebula 4K Streaming Dongle」というストリーミングメディアプレイヤーです。
解像度は現在の主流と言える4Kで、最大75fpsのリフレッシュレートに対応しているので高画質でなめらかな映像が楽しめます。
OSにAndroid TV10.0を搭載しているので手持ちのAndroidスマホとも相性がよく、Google Playストアを通じて各種サービスのアプリをどんどんインストールできます。
もちろんリモコン付属で操作性もよく、コンパクトな本体を電源とTVにケーブルでそれぞれ接続するだけのカンタン設置。
本記事ではそんなコンパクトで使い勝手の良い「Nebula 4K Streaming Dongle」について、競合の「Fire TV Stick 4K」とも比較しながら詳しくレビューしていきます!
※この記事はメーカー様より製品をご提供いただき、作成しております。
「Nebula 4K Streaming Dongle」の外箱は、白と赤を基調としたシンプルなデザインです。
裏面には対応アプリや製品の仕様が記載されています。
同梱物として以下のものが入っています。
- Nebula 4K Streaming Dongle本体
- リモコン
- HDMI to Micro-HDMIケーブル
- USB Type-A to Micro USBケーブル
- USB充電器(Type-A)
- 単4電池 × 2
HDMI to Micro-HDMIケーブルの長さは約29 cm。
USB Type-A to Micro USBケーブルの長さは約97 cmです。
USB Type-A to Micro USBケーブルの先端は二又にわかれた特殊な形状で、HDDなどを接続してストレージを拡張できます。
USB Type-A充電器の側面には仕様が記載されています。
型番/Model:SA43-050150U
入力/Input:100-240V~ 0.2A 50/60Hz
出力/Output:5V 1.5A
単4電池が2本付属しています。
単4電池はリモコンの裏面にある電池カバーを開けて入れましょう。
Ankerの「Nebula 4K Streaming Dongle」はOSにAndroid TV10.0を搭載し、最大4K 75fpsの高画質でHDRにも対応したストリーミングメディアプレイヤーです。
本体のスペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示製品名 | Nebula 4K Streaming Dongle |
本体サイズ | 55 × 56 × 15 (mm) |
重さ | 36 g |
電源 | DC 5V/1.5A |
消費電力 | < 4W |
CPU | CPU: ARM Quad 64 ビット Cortex-A53 最大 2 GHz(DVFS) |
RAM | 2GB |
ROM | 8GB |
OS | Android 10.0 |
映像出力端子 | HDMI 2.1 |
ビデオフォーマット | H.265 10 ビット 4K*2K@75fps、VP9 4K*2K @75fps、AVS2-P2 最大 4K*2K@75fps、H.264 AVC 4K*2K@30fps、MPEG1/2/4 ASP、 WMV/VC-1、AVS+、RealVideo8/9/10、その他のビデオ形式 |
オーディオフォーマット | MPEG1/2/4、MVC、MP3、AAC/AAC+、WMA/WMA-pro、FLAC、OGG (AC3、Dolby Digital Plus)、その他のオーディオ形式 |
ビデオデコード | HDR10 |
オーディオデコード | Dolby Digital Plus対応 |
Wi-Fi | Wi-Fi 2.4G / 5.0GHz 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth規格 | Bluetooth 5.0 |
外観
「Nebula 4K Streaming Dongle」の外観は、マット仕上げのブラックで統一されています。
下部側面には電源用のMicro USBポートがあります。
上部側面には左から順にLEDインジケーター、Micro-HDMIポート、リセットボタンがあります。
モニターとはHDMIケーブルで接続し、Micro USBポートに接続したUSBケーブルから電源供給して使います。
底面には製品の仕様が記載されています。
リモコンも本体と同じく黒を基調とした外観で、基本的なボタンの他にYouTubeやNetflixといったアプリを直接起動するボタンが配置されています。
HDMI CEC対応のTVに接続している場合は、アプリボタンを押すだけで本体とTVが同時についてアプリが起動するので便利です!
Consumer Electronics Controlの略称で、TVやレコーダーなどの機器間で制御信号をやり取りすることにより、お互いを操作するリンク機能のことです。
お使いのTVや機種によっては正常に動作しない場合もあるのでご注意ください。
下の360度回転画像は、左右にスワイプ(ドラッグ)することで製品を回転させて見られます。
サイズ・重量
「Nebula 4K Streaming Dongle」のサイズは55 × 56 mmです。
厚さは15 mm。
スマホ(iPhone 13 Pro)と比較するとこんな感じのサイズ感。
本体、リモコン共にコンパクトにまとまっています。
重さは本体が36 g、リモコン(電池込)が69 gでした。
機能
「Nebula 4K Streaming Dongle」は最大4K 75fpsの高画質再生が可能で、HDRにも対応しています。
OSにAndroid TV10.0を搭載し、様々なアプリを使うことができます。
セットアップはとてもカンタンで、画面の表示に沿ってリモコン操作していくだけで完了します。
セットアップが完了したホーム画面はこんな感じ。
もちろんYouTubeアプリはプリインストールされています。
4K 60fpsの動画が美しい画質でなめらかに再生されます。
その他NetflixやPrime Video、Disney+といった人気サービスのアプリにも対応。
Google Playストアを通じて、TVerやHuluのようなアプリもどんどんインストールできます。
私はnasneユーザーなので、公式のtorne mobileアプリが使えるのも嬉しい点です。
「Fire TV Stick 4K」はtorneに対応していないので、純正のAndroid TVが使える強みを感じました。
Dolby Digital Plusに対応し、深みのあるステレオサウンドを体感できます。
リモコンにある「Googleアシスタント」ボタンを押せば、声で動画再生などを指示できます。
わが家ではアレクサと同じくらいGoogleアシスタントも愛用しているので、違和感なく使うことができました。
Chromecastにも対応しているので、PCやスマホなどを連携して手軽にストリーミング再生できます。
「Nebula 4K Streaming Dongle」と競合する他社製品にAmazonの「Fire TV Stick 4K」があります。
一見するとほとんど同じような見た目で役割としても被るところが多い両製品ですが、具体的な違いはどこかわかりやすく以下の表にまとめてみました。
モバイルは左スライドで全表示※大きく異なる箇所を赤字にしています。
Nebula 4K Streaming Dongle | Fire TV Stick 4K | |
---|---|---|
価格 | 8,980円 | 6,980円 |
本体サイズ | 55 × 56 × 15 (mm) | 30 × 99 × 14 (mm) |
重さ | 36 g | 54 g |
CPU | ARM Quad 64 ビット Cortex-A53 最大 2 GHz(DVFS) | クアッドコア 1.7GHz |
RAM | 2GB | 1.5GB |
ROM | 8GB | 8GB |
OS | Android 10.0 | Fire OS 6 |
解像度 | 4K 75fps | 4K 60fps |
ビデオデコード | HDR10 | HDR、HDR10+ |
オーディオ | Dolby Digital Plus | Dolby Atmos |
Wi-Fi | 2.4G / 5.0GHz 802.11 a/b/g/n/ac | 2.4G / 5.0GHz 802.11 a/b/g/n/ac |
まず価格ですが「Fire TV Stick 4K」に比べて「Nebula 4K Streaming Dongle」は2,000円ほど高いです。
また前述したとおりAmazonデバイスはセール時に大きく値引きされるので、さらに価格差は広がります。
ですのでより安くて使えるストリーミングメディアプレイヤーをお探しの方は、この一点のみで「Fire TV Stick 4K」を選んでしまってもよいでしょう。
スティック型と正方形ということでそもそもの形状が異なりますが、「Nebula 4K Streaming Dongle」のほうが18 gも軽いというのは大事な検討要素に挙げられます。
ただ軽さが有利になるのは持ち運び前提の場合で、ほとんど据え置きで動かすことがあまりないという方はそこまで考慮する必要はないかと思います。
「Nebula 4K Streaming Dongle」は最新機種らしくRAMが2GB搭載されているので、この点は純粋に「Fire TV Stick 4K」より優れている点と言えるでしょう(ちなみにMaxは2GB搭載)。
と、ここまでスペック面の差を述べてきましたが、両製品どちらとも使っている身としては大きな差を感じることはほとんどないのが正直なところ。
やはりなんと言っても決定的な違いというのは搭載されているOSにあります。
というのも「Fire TV Stick 4K」には独自のFire OSなるものが搭載されており、Google Playストアが使えないということでインストールできるアプリに制限があります。
具体的な例としてはネットワークドライブレコーダー「nasne」専用のアプリ「torne mobile」が使えません。
一方で「Nebula 4K Streaming Dongle」はOSとして純粋なAndroid TVを搭載しているので余計なアプリが入っておらず、好みのものをGoogle Playストアからどんどんインストールできます。
ですので「メジャーなアプリ(サービス)しか使わないよ」という方はFire OSでもまったく問題ないのですが、カスタマイズしたかったりマイナーなアプリを使いたいという場合は物足りなさや窮屈さを感じやすいかと思います。
したがって結論をまとめると
- できるだけ安く買いたい:Fire TV Stick 4K
- 制限なくいろんなアプリを使いたい:Nebula 4K Streaming Dongle
となります。
日常的にAndroidスマホやAndroid TVを使っている方には違和感のない「Nebula 4K Streaming Dongle」がおすすめです!
本記事では「【Nebula 4K Streaming Dongle レビュー】自宅のTVを瞬時にスマートTV化!Android TV10搭載で4K HDR対応のストリーミングメディアプレイヤー」について書きました。
価格は9,000円前後と決して安くはないですが、クオリティが高く数少ないAndroid TV搭載のストリーミングメディアプレイヤーとしての価値が非常に高い本製品。
自宅のTVをスマートTV化したいという方、気軽に持ち出してどこでも大画面で動画を楽しみたいという方はぜひ「Nebula 4K Streaming Dongle」をチェックしてみてはいかがでしょうか。