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こんにちは、自宅のほとんどの家電をスマートホーム化しているイツキ(@saigalog)です。
もちろん「照明」もその中の1つですが、ネックになるのは数が多くて費用がかさんでしまうということですよね。
照明器具によっては5、6個の電球が必要になるものもあり、特にカラー調光できる製品は高めなものが多くそれだけで数万円分かかってしまうのは家計にはちょっと厳しい。
しかし、今回レビューするTP-Linkの「Tapo L530E」はそんなスマートLEDランプの常識をくつがえす製品です。
1600万色のフルカラー対応で、専用アプリでスケジュールやタイマー設定など機能は十分。
そしてなんと言っても1つ約2,200円という価格の安さ。
これまで主に価格面でスマートLEDランプを敬遠していた人も、この製品であれば家中の照明をスマートホーム化するのがより現実的になりました。
本記事では製品の詳細はもちろん、同シリーズの「Tapo L510E」や競合である「Philips Hue」との比較もあわせて詳しくレビューしていきます!
- 他のスマートLEDランプと比べて破格の安さ
- スマートLEDランプとして十分な機能が備わっている
- 別途ハブを用意する必要がない
- 便利な専用アプリで他の「Tapo」製品とまとめて管理できる
- Amazon AlexaとGoogleアシスタントに対応している
- E26口金のみ対応している(E17口金対応製品がない)
- グループ単位でスケジュールやタイマー設定ができない
- 「Tapo」で作ったグループをAlexaに連携できない
- リモコンなどの周辺機器がない
明るさを調整できるスマートLEDランプ「TP-Link Tapo L510E」もレビューしているのでそちらもぜひ!
※この記事はメーカー様より製品をご提供いただき、作成しております。
「TP-Link Tapo L530E」の外箱は、白と青を基調としたシンプルなデザインです。
外箱の側面と背面には製品の仕様や特徴が記載されています。
同梱物として以下のものが入っています。
- Tapo L530E本体
- かんたん設定ガイド
TP-Linkの「Tapo L530E」は1600万色のフルカラーに対応し、スマートスピーカーなどの音声アシスタントで操作できるスマートLEDランプです。
「TP-Link Tapo L530E」には大きくわけて10個の特徴があります。
- マルチカラー
- 調光
- スケジュール&タイマー
- 音声コントロール
- おでかけモード
- かんたん設定
- ハブ不要
- 省エネ
- Tapoシリーズ
- E26口金
本体のスペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示製品名 | TP-Link Tapo L530E |
本体サイズ | 全長112 mm、直径60 mm ※実測値 |
重さ | 75 g |
演色評価数 | ≥ 80 |
起動時間(95%まで) | ≤1 s |
スイッチングサークル | 15,000 |
消費電力 | 9.0W |
取得した認証 | CE, RoHS, 技適 |
口金サイズ | E26 |
寿命 | 22.8年(例:1日3時間利用) |
Wi-Fiプロトコル | IEEE 802.11b/g/n |
Wi-Fi周波数 | 2.4 GHz Wi-Fi |
入力 | 100V, 50/60Hz, 0.16A |
全光束 | 806ルーメン |
定格消費電力(W) | 9.0W |
色温度 | 2,500 K~6,500 K |
配光角 | 220° |
調光 | 対応 |
外観
「TP-Link Tapo L530E」の見た目は一般的なLED電球と変わらず、全体が白で統一されたシンプルなデザインです。
電球を上から見るとこんな感じ。
側面にはブランド名である「Tapo」のロゴと、その下に“マルチカラー”と記載されています。
また裏面には製品の型番や仕様、各種認証マークが記載されています。
型番:Tapo L530E マルチカラー Wi-Fi LEDランプ
E26 9.0W 100V~ 50/60Hz 0.16A
220° 800lm 2500K-6500K
ソケットは一般的な照明器具に使われることの多い「E26口金」に対応しています。
お手持ちの照明器具が「E26口金」に対応しているか必ず確認しておきましょう。
照明器具のソケットに回し入れればセット完了です。
また電球はインテリアの一部にもなりますので、デザイン面が気になる方もいるかと考え手元にあるエジソンバルブ系LEDランプと比較してみました。
さすがに“見せる電球”として使うのは難しいですが、それを補って超えるほどの便利さが「TP-Link Tapo L530E」には秘められています。
サイズ・重量
「TP-Link Tapo L530E」の全長は112 mmです。
直径は60 mm。
スマホ(iPhone 12 Pro)と比較するとこんな感じのサイズ感。
手のひらサイズなので収納にも困らず、付け替え作業もスムーズに行なえます。
重さは75 gでした。
機能
まずは「TP-Link Tapo L530E」を照明器具のソケットに取り付け、専用アプリ「TP-Link Tapo」でセットアップしましょう。
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同様の手順で私は全部で5つの「TP-Link Tapo L530E」をセットアップしました。
スマホアプリ「TP-Link Tapo」ではセットしたランプの電源ON/OFFを切り替えられます。
また照明オプションを「自動補正」「自動調整」の2つから選択できます。
プリセットを「白色光」「カラーライト」の中で自由に編集して保存できます。
実際にいろんな色に変えてみました。
もちろんランプを1つずつ別の色に変えることもできます。
スケジュール機能では例えば日没と同時にランプを点灯し、日の出のときに消灯するといった自動化が可能です。
おでかけモードは外出時に防犯に役立ち、タイマー機能もあるので一時的な自動化に便利です。
今日、過去7日、過去30日それぞれの稼働時間やエネルギー使用量などを確認できるので省エネに役立ちます。
デバイス設定ではデバイスに関する各種設定や、ファームウェアアップデートが行なえます。
デバイス設定の端末情報をタップすると、IPアドレスやファームウェアバージョンといった細かい情報を確認できます。
複数のランプを使う場合は「グループ」を作ってまとめて管理しましょう。
グループ内にあるランプのON/OFFや色の調整を一括で行なえます。
ランプの色をグループで一括変更しているところを動画にしてみました。
ほぼリアルタイムでランプの色が変わっていくのがわかると思います。
「TP-Link Tapo L530E」は、GoogleアシスタントやAmazon AlexaといったAIスマートスピーカーにも対応しています。
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これで「TP-Link Tapo L530E」をスマートスピーカーで操作できるようになりましたが、このままの状態ではランプを一括でON/OFFしたり、調光することができません。
「Tapo」アプリで設定したグループはAlexaアプリに引き継がれないので、別に設定する必要があります。
Alexaに話しかけて、グループ単位でランプのON/OFFや調光しているところを動画にしてみました。
ちなみに本記事や動画内で使っている照明器具は「ヘビーガイシャンデリア」という製品です。
TP-Linkのスマートランプには「Tapo L530E」の他にもう1つ、「Tapo L510E」という製品があります。
見た目はほぼ同じですが「Tapo L530E」は色と明るさの調整が可能で、「Tapo L510E」は明るさ調整のみという明確な違いがあります。
それぞれの製品の違いについて、わかりやすく以下の表にまとめてみました。
モバイルは左スライドで全表示Tapo L530E | Tapo L510E | |
---|---|---|
重さ | 75 g | 72 g |
調光 | 色、明るさ | 明るさ |
価格 | 2,200円(想定販売価格) | 1,650円(想定販売価格) |
550円の差額でフルカラーのスマートランプを選べるのは驚異的です!
“スマートLEDランプ”と言えば「Philips Hue」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
スマートLEDランプを選ぶ上で迷うのは「結局どれを買ったらいいのか?」というところですよね。
そこで同じフルカラースマートLEDランプである「Philips Hue フルカラー シングルランプ」との違いはどこなのか、わかりやすく以下の表にまとめてみました。
モバイルは左スライドで全表示TP-Link Tapo L530E | Philips Hue フルカラー シングルランプ | |
---|---|---|
ハブ | 不要 | Hue Bridge |
色温度 | 2,500 K~6,500 K(1600万色) | 2,000 K~6,500 K(1600万色) |
口金 | E26 | E26 |
ルーメン出力 | 806 lm | 800 lm |
消費電力 | 9.0 W | 9.5 W |
寿命 | 22.8年(例:1日3時間利用) | 25,000 時間 |
ワット数 | 9.0 W | 9.5 W |
周辺機器 | なし | リモコン(Dimmerスイッチ、モーションセンサ、スマートボタン) |
価格 | 約2,200円 | 約7,480円 |
まず大きな違いとして言えるのが「TP-Link Tapo L530E」はWi-Fiに直接接続できるので、全機能を使うために別途ハブを用意する必要がないということ。
Philips Hueシリーズのハブである「Hue Bridge」は7,000円前後するため、お財布事情としてもスマートLEDランプの環境を整えるためのハードルが高いです。
色温度やルーメン、消費電力などのスペックについては大きな差がありません。
そしてなんと言っても特筆すべきはそれぞれの価格。
「Philips Hue フルカラー シングルランプ」はオープン価格のため店舗によって多少前後しますが、「TP-Link Tapo L530E」の3倍以上の値段となります。
仮に5つのスマートLEDランプをそろえようとすると
- TP-Link Tapo L530E:2,200円 × 5 = 11,000円
- Philips Hue フルカラー シングルランプ:7,480円 × 5 = 37,400円
とこのように差が歴然となります。
「Philips Hue」シリーズ高すぎ!?
と思ってしまいますが「TP-Link Tapo L530E」にない利点としては、Dimmerスイッチやスマートボタンといったいわゆるリモコンが周辺機器として用意されているところにあります。
私もこれまでスマートLEDランプを日常的に使ってきて、やはりリモコンなどの物理スイッチの便利さは捨てがたいと強く思いますので、どちらの製品にも良い点・惜しい点がそれぞれあるというのが結論と言えるでしょう。
- フルカラーでとにかくリーズナブルなスマートLEDランプは?
- 「TP-Link Tapo L530E」がおすすめ!
- ライトのバリエーションやリモコンなどの周辺機器がそろっているのは?
- 「Philips Hue」シリーズです
今後「TP-Link Tapo L530E」に対応したリモコンが発売されたら最強ですね!笑
本記事では「【TP-Link Tapo L530E レビュー】1600万色マルチカラー対応でスマートスピーカーから操作できるコスパに優れたスマートLEDランプ」について書きました。
改めて「TP-Link Tapo L530E」について、良い点・気になる点をまとめます。
- 他のスマートLEDランプと比べて破格の安さ
- スマートLEDランプとして十分な機能が備わっている
- 別途ハブを用意する必要がない
- 便利な専用アプリで他の「Tapo」製品とまとめて管理できる
- Amazon AlexaとGoogleアシスタントに対応している
- E26口金のみ対応している(E17口金対応製品がない)
- グループ単位でスケジュールやタイマー設定ができない
- 「Tapo」で作ったグループをAlexaに連携できない
- リモコンなどの周辺機器がない
気になる点はいくつかあるものの、価格面を始めとしそれらを補って超えるほどの魅力が本製品には盛り込まれています。
マルチカラー対応でスマートスピーカーで操作できるリーズナブルなスマートLEDランプをお探しの方は、ぜひ「TP-Link Tapo L530E」をチェックしてみてはいかがでしょうか。