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こんにちは、自宅の電球をすべてスマートLED電球に変えたいイツキ(@saigalog)です。
スマートLED電球と言えば、スマートホームに代表されるもっともIoT化の効果がわかりやすい製品です。
ところが有名な「Philips Hue」を始めとし、一般的にマルチカラー対応のものは値が張るため数が必要な電球を総入れ替えするには家庭のお財布事情にヒジョ~~に優しくないという現実があります。
今回レビューする「SwitchBotスマート電球」は、そんなスマートLED電球界に一石を投じる革命的な製品です。
まずはなんと言っても約1,900円という驚きの価格。
「Philips Hue」が約7,500円ということを踏まえると、いかに安いかということがよくわかるでしょう。
もちろん「安かろう悪かろうなんじゃないの」という心配は無用です。
1600万色マルチカラー対応でワット数やルーメン出力も不足なし。
専用のスマホアプリによるかんたん設定で、アレクサなどのスマートスピーカーと連携すれば声だけで電源のON/OFFや明るさ、色の調光までできてしまいます。
本記事ではそんなリーズナブルでかつ十分な機能を兼ね備えた「SwitchBoスマート電球」を、実際の使用例もあわせて詳しくレビューしていきます!
記事の後半では他社のスマートLED電球とも徹底比較していますので、ぜひお見逃しなく!
※この記事はメーカー様より製品をご提供いただき、作成しております。
「SwitchBotスマート電球」の外箱は、白を基調としたシンプルなデザインです。
外箱の側面と背面には製品の仕様や特徴が記載されています。
同梱物として以下のものが入っています。
- SwitchBotスマート電球本体
- 取扱説明書
「SwitchBotスマート電球」は1600万色のフルカラーに対応し、スマートスピーカーなどの音声アシスタントで操作できるスマートLED電球です。
「SwitchBotスマート電球」には大きくわけて11個の特徴があります。
- 目に優しい
- Bluetooth&Wi-Fi
- RGBCW
- 節電&省エネ
- かんたん設定
- スケジュール&タイマー
- 音声コントロール
- アプリ操作
- 1600万色
- 明るさ&色温度調節
- グループ制御
本体のスペックは以下のとおり。
モバイルは左スライドで全表示製品名 | SwitchBotスマート電球 |
本体サイズ | 全長116 mm、直径60 mm |
重さ | 95 g |
全光束 | 800 ルーメン |
光色 | 調光調色(2700K-6500K+RGB) |
口金サイズ | E26 |
定格消費電力 | 10W |
定格電圧 | 100-240VAC |
光源寿命 | 約25,000時間 |
外観
「SwitchBotスマート電球」の見た目は一般的なLED電球と変わらず、全体が白で統一されたシンプルなデザインです。
電球を上から見るとこんな感じ。
側面には製品の型番や仕様、各種認証マークが記載されています。
Model:W1401400
Input:100-240VAC 50/60Hz
10W 100mA 800lumens
2700K-6500K+RGB
ソケットは一般的な照明器具に使われることの多い「E26口金」に対応しています。
お手持ちの照明器具が「E26口金」に対応しているか必ず確認しておきましょう。
照明器具のソケットに回し入れればセット完了です。
また電球はインテリアの一部にもなりますので、デザイン面が気になる方もいるかと考え手元にあるエジソンバルブ系LEDランプと比較してみました。
さすがに“見せる電球”として使うのは難しいですが、それを補って超えるほどの便利さが「SwitchBotスマート電球」には秘められています。
サイズ・重量
「SwitchBotスマート電球」の全長は116 mmです。
直径は60 mm。
スマホ(iPhone 13 Pro)と比較するとこんな感じのサイズ感。
手のひらサイズなので収納にも困らず、付け替え作業もスムーズに行なえます。
重さは95 gでした。
機能
他のSwitchBot製品と同じように「SwitchBot」アプリに登録して使います。
SwitchBot
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同様の手順で私は全部で5つの「SwitchBotスマート電球」をセットアップしました。
スマホアプリ「SwitchBot」では、セットした電球の電源ON/OFFや明るさ、カラーの調光ができます。
実際にいろんな色に変えてみました。
もちろんランプを1つずつ別の色に変えることもできます。
動態効果では、電球のカラーを徐々に変えたり点滅させるといった設定が可能です。
日常的には使わない機能かもしれませんが、ちょっとした演出ができるのですごく面白いです!
スケジュール機能では例えば日没と同時に電球を点灯し、日の出のときに消灯するといった自動化が可能です。
遅延実行を設定することもできます。
聴こえる音楽がスマホのマイクを通じて反応し、電球のカラーが変わるミュージック機能も搭載されています。
パーティ感が強くてユニークな機能です笑。
消費電力量を確認できるので、省エネ対策としても有効です。
設定ではデバイスに関する各種設定や、ファームウェアアップデートが行なえます。
ネットワーク設定ではWi-Fi接続情報を確認できます。
クラウドサービスでは、Googleアシスタントやアレクサといった音声アシスタントと連携できます。
その他ファームウェアバージョンの確認やアップデート、デバイス情報の確認ができます。
NFCにも対応しているので、iPhoneなどのスマホをタッチしてトリガーにすることができます。
複数のランプを使う場合は「グループ」を作ってまとめて管理しましょう。
グループ内にあるランプのON/OFFやカラーの調整を一括で行なえます。
グループでは動態効果や遅延実行、ミュージックなどの機能やプリセットが使えなくなります。
一括で操作できるので便利なのですが、接続エラーが頻発したり機能が制限されたりと荒削りだと感じる部分もあるのでご注意ください。
「SwitchBotスマート電球」は、GoogleアシスタントやAmazon AlexaといったAIスマートスピーカーにも対応しています。
「SwitchBot」アプリで設定したグループは連携できないので、「Amazon Alexa」アプリで別途設定しましょう。
Alexaに話しかけて、グループ単位でランプのON/OFFや調光しているところを動画にしてみました。
ちなみに本記事や動画内で使っている照明器具は「ヘビーガイシャンデリア」という製品です。
“スマートLED電球”と言えば「Philips Hue」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
またTP-Linkの「Tapo L530E」もリーズナブルなマルチカラースマート電球として有名です。
スマートLED電球を選ぶ上で迷うのは「結局どれを買ったらいいのか?」というところですよね。
そこで同じフルカラースマートLED電球である「Philips Hue フルカラー シングルランプ」と「TP-Link Tapo L530E」の違いはどこなのか、わかりやすく以下の表にまとめてみました。
モバイルは左スライドで全表示SwitchBotスマート電球 | TP-Link Tapo L530E | Philips Hue フルカラー シングルランプ | |
---|---|---|---|
ハブ | 不要 | 不要 | Hue Bridge |
色温度 | 2,700 K~6,500 K(1600万色) | 2,500 K~6,500 K(1600万色) | 2,000 K~6,500 K(1600万色) |
口金 | E26 | E26 | E26 |
ルーメン出力 | 800 lm | 806 lm | 800 lm |
消費電力 | 10 W | 9.0 W | 9.5 W |
寿命 | 約25,000時間 | 22.8年(例:1日3時間利用) | 25,000 時間 |
ワット数 | 10 W | 9.0 W | 9.5 W |
周辺機器 | リモートボタン(実質機能しない) | なし | リモコン(Dimmerスイッチ、モーションセンサ、スマートボタン) |
価格 | 約1,899円 | 約2,200円 | 約7,480円 |
まず言えるのが「SwitchBotスマート電球」と「TP-Link Tapo L530E」はWi-Fiに直接接続できるので、全機能を使うために別途ハブを用意する必要がないということ。
Philips Hueシリーズのハブである「Hue Bridge」は7,000円前後するため、お財布事情としてもスマートLED電球の環境を整えるためのハードルが高くなってしまいます。
色温度やルーメン、消費電力などのスペックについては大きな差がありません。
そしてなんと言っても特筆すべきはそれぞれの価格。
「Philips Hue フルカラー シングルランプ」はオープン価格のため店舗によって多少前後しますが、「SwitchBotスマート電球」と「TP-Link Tapo L530E」の3倍以上の値段となります。
仮に5つのスマートLED電球をそろえようとすると
- SwitchBotスマート電球:1,899円 × 5 = 9,495円
- TP-Link Tapo L530E:2,200円 × 5 = 11,000円
- Philips Hue フルカラー シングルランプ:7,480円 × 5 = 37,400円
とこのように差が歴然となります。
「Philips Hue」シリーズ高すぎ!?
また「SwitchBotスマート電球」には周辺機器として、同じシリーズの「SwitchBotリモートボタン」といったリモコンも用意されています。
なんですが…。
2021年10月時点ではグループ単位のON/OFF設定ができず、1つのリモートボタンにつき1つの電球しか割り当てることができません。
そのため、複数個電球をつける照明器具の場合は実質的に使い物にならず…。
また実際に「SwitchBotリモートボタン」で電球をON/OFFしようと設定してみましたが、動作しませんでした。
結論として現状では「SwitchBotスマート電球」をリモコン操作できませんので、こちらにつきましては十分にご注意ください。
※ちなみに「SwitchBot人感センサー」を使った検知による電球の点灯は問題ありませんでした。
せっかく便利な周辺機器があるのに残念…不具合が修正されるのを待ちましょう。
本記事では「【SwitchBotスマート電球 レビュー】コスパ最強!リーズナブルで周辺機器豊富な1600万色マルチカラースマートLED電球」について書きました。
発売されて間もないということでいくつか荒削りな部分もあるものの、スマートLED電球として十分な機能を備えた本製品。
他にも便利なIoTデバイスがそろったSwitchBotシリーズの1つということで、組み合わせ次第ではそれぞれの環境にあった隙のないスマートホームを構築することも夢ではありません。
リーズナブルなスマートLED電球を探している方、SwitchBotシリーズの製品を他にも多数愛用している方はぜひ「SwitchBotスマート電球」をチェックしてみてはいかがでしょうか。